【2022年7月25日】ポリコンはこのほど、印刷インキ用のライスブランワックス分散体「ポリコンRB-1」を発売した。
「ポリコンRB-1」は、ライスブランワックスをイソプロピルアルコール(IPA)で分散したインキ・塗料用添加剤で、この組み合わせは業界初となるものという(同社調べ)。
ライスブランワックスは、「米ぬか」から油を作る際の副産物を精製することにより採取される粗蝋(そろう)を、脱ガム後、溶剤処理した非可食のバイオマス原料。
インキなどでは、耐温性向上による安定化や光沢付与。化粧品では硬度調整による感触改良や研磨、スクラブを目的に用いられる。
また、タイヤ用のほか、建築用、家電製品用などのゴムまたはプラスチック製品の光沢化剤となる石油ワックスの代替原料に利用される。
しかし、従来のライスブランワックスは、単体ではハンドリングが難しかった。
同社の「ポリコンRB-1」は、このライスブランワックスをIPAで分散させ、粒子径や粘度を最適化し、添加しやすい液体ワックスとしたもの。
食品包装材や建材、自動車部品向けグラビアインキ、建築塗料・工業用塗料の添加剤として、耐摩耗性、ブロッキング防止などの効果を発揮する。
植物由来であるため、生分解性が高いだけでなく、焼却したときに発生するCO2 削減にもなり、カーボンニュートラルの実現に向けた環境サステナビリティの高い製品。
稲作は世界中で行われていることから、供給不安の心配がほとんどないという。
同社では、「ポリコンRB-1」により、人々の健康を守り、安全で快適な未来を創造する最終製品の提供に貢献するとしている。
Web サイト製品情報ページ
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製品カタログ
http://polycon.co.jp/wp/wp-content/themes/polycon/img/product/RB-1.pdf
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