【2023年10月17日】日本印刷技術協会(JAGAT)は、DTP エキスパート認証試験の学科試験を 2024 年 3 月試験から「CBT(Computer Based Testing)方式」で実施する。
CBT方式では、出題や解答m、採点がすべてコンピューター上で、一括管理され行われる。
DTPエキスパート認証制度は、DTPによる印刷物製作および印刷ビジネスに必要な知識を習得した方を認証する制度。1994年以来60回の試験を実施し、延べ合格者数は2万3000人を超えている。
DTP・印刷の知識をバランスよく身に付ける手段として、国内の印刷業界ではスタンダードなものとなっている。
試験は、DTPおよび印刷に関する知識を問う択一式の学科試験、与えられた期間内に課題を提出する実技試験で構成。このうち学科試験は、全国六大都市に設置した専用会場で、マークシート解答方式にて一斉実施してきた。
しかしながら、大都市圏以外の受験希望者にとっては会場選択の自由度がなく、指定日時に遠方から受験会場に出向いて受験しなければならない状況だった。
一方で、昨今は人材育成へのIT活用が進展し、CBT方式の試験は一般化している。
このような観点から、2024年3月に実施する第61期試験より学科試験をCBT方式に移行。
これにより、全国各地に設置されたCBT試験会場の中から、受験者が最寄りの会場を選択して受験可能。
また、CBT方式への移行により、全国各地の印刷および関連ビジネスに携わる人に対し、DTPおよび印刷関連知識の習得機会の拡充を図るという。
なお、実技試験については従来と変更はなく、学科試験後に、受験者各自の環境で指定期間内に取り組む。
次回、「第61期DTPエキスパート認証試験」は2024年3月8日(金)、3月9日(土)に実施される。受験申請は1月中まで。
実施時期:年 2 回(3 月・8 月)
実施期間:各試験時期の指定日 2 日間から受験日時を受験者が選択
試験時間:120 分
出題内容:「DTP エキスパートカリキュラム」に準じ、受験者ごとにランダム出題
合格基準:「DTP」「色」「印刷技術」「情報システム」「コミュニケーションと印刷ビジネス」の各カテゴリにおいて、各々正答率 80%以上で合格
受験料(税込):
DTP エキスパート・マイスター(学科・実技):21,000 円
DTP エキスパート(学科):15,000 円
DTP エキスパート
https://www.jagat.or.jp/cat5/dtp
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