【2020年8月4日】東洋インキはこのほど、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、UV硬化型抗菌ニス「FLASH DRY AMBシリーズ」を開発した。
UV硬化型抗菌ニス「FLASH DRY AMBシリーズ」は、UVオフセット印刷やUVラベル印刷に使用できる、抗菌性を付与したコーターニス、OPニス。
コーターニスに関しては抗菌加工製品の抗菌性試験方法である「JIS Z 2801」に基づき、大腸菌、黄色ブドウ球菌に対し有効であることを確認済み。また、一般的に抗菌性と透明性はトレードオフとなるが、同製品では従来品同等の透明性や物性を保持している。
抗菌製品技術協議会(SIAA)が制定する、抗菌性・安全性・適切な表示を満たした製品にのみ表示できる「SIAA抗菌マーク」を本年9月中に取得予定。
同社では、今回確立した抗菌性処方化技術を応用展開し、一般UVランプ硬化ニスや、LEDなどの省エネルギーUVランプ硬化ニス、さらには環境対応の観点から昨今需要が高まっているバイオマスニスなど、UV硬化型抗菌ニスのラインナップを拡充していく。
また現在、軟包装パッケージ用途においても、グラビア印刷、フレキソ印刷用抗菌コート剤の開発に取り組んでいる。
今後は、抗菌性付与に留まらず、抗ウイルス性も視野に入れた開発を行う。
抗菌OPニス・コーティングワニス「FLASH DRY AMBシリーズ」
http://www.toyoink.jp/ja/products/uvcure/varnish_antibacterial.html
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