【2017年9月28日】今どき、スマホとアプリ、クラウドでスケジュール管理という人も多いと思うが、そのスマホに電話がかかってきて「○月×日の予定は?」と言われた時に困ってしまう。
やっぱり手帳は必要だ。
それも、どうせなら自分の職業にあった手帳が欲しい。
というわけでこんな手帳をつくってしまった会社がある。
京都市上京区の仏具金襴織メーカーの加地金襴は9月10日、「住職手帖2018」をリリースした。
この手帳は、名前で察した方もいると思うが僧侶や寺務従事者のためのダイアリー。つまり「お坊さん専用手帳」。
なんと、お坊さんたちから「こんな手帖が欲しい」という声を受け、2016年から販売しているそうで、来年で3年目となる。
デザインは「書きやすさを最優先」にし、1週間を見開きで見通せ、法事や仏事の多い週末(土・日)分には特にたっぷり書けるスペースを設けている。
また、寺務に便利な忌引・年忌の早見表のほか、法話に役立つ七十二侯をページ下の余白に掲載するなど、シンプルながら必要な情報をしっかりカバーした。
なるほど、さすが仏具メーカー、お坊さんの痒い所に手が届く、千手観音菩薩のようなきめの細かい心配りだ。
中でも特に好評なのは、お彼岸・お盆期間の特別枠と「友引」表示なのだという。
ものすごく仏事が集中する期間にスケジュールを漏れなく書き込めるよう別ページを設け、友引については一目でわかるように色分け、葬儀の日を決める際は見やすくて助かると感謝の声も届いているそうだ。
販売は、従来通り、全国の仏具店や法衣店のネットショップなどを通じて行う。
価格は1冊1,700円(税別)。
別途注文で名入れも100冊単位で受け付けている。
この手帳、デザインもなかなか素敵で使うご住職の気持ちはわかる。
それにスケジュール聞かれたお坊さんが、袈裟姿でスマホいじってるのってカッコ悪い。
さっと手帳を出して「拙僧は…」なんてやった方が重みが出る。
2019年には、もっと重みを出すために和綴じ版や巻物版も出たりして…。
加地金襴
http://kajikinran.jp
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