【2016年9月9日】東洋紡はこのほど、100%バイオ樹脂「ポリエチレンフラノエート(PEF)」の日本での製造について、オランダのバイオベンチャーのAvantium社と合意した。
「ポリエチレンフラノエート」は、PETに近い特性を持ちながら、フィルムやボトルに成形した時のバリア性がPETよりも高いことが特長。PETと比較し、酸素は10倍、水蒸気は2倍のバリア性がある。
Avantium社がバイオ由来の糖質原料から製造するフランジカルボン酸(FDCA)とバイオ由来のエチレングリコールを重合して製造する。
Avantium社の技術には世界中から注目が集まっていたが、ポリエチレンフラノエートの重合に関して以前より交流があり、独自の重合技術を持っている東洋紡が日本で製造を行うこととなった。
東洋紡ではポリエチレンフラノエートを新しい素材として、市場へ展開。樹脂やフィルムの販売については、三井物産と協力し、2017年からのサンプル提供を予定している。
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