【2022年10月13日】「TOKYO PACK 2022(2022東京国際包装展:Tokyo International Packaging Exhibition 2022)」が10月12日、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。開催は明日14日(金)午後5時まで。
主催は日本包装技術協会。
同展示会では、包装資資機材や食品機械、関連機器類、物流機器類のほか、これらに付随する最新の技術、サービスなどに関する展示を行っている。
プリント&プロモーションではデジタルプリント関連を中心に、これにかかわる加工機や、大手製紙・印刷メーカーなどのブース―を速報レポートする。
ミマキエンジニアリングは同社の大判インクジェットプリンタ(IJP)をデモンストレーションしている。
「UCJV」シリーズはUV系のプリント&カット機。
「UCJV300-107」は軟包装をイメージしたデモンストレーションで、「UCJV300-160」は石灰を配合した「LIMEX」素材へのプリントを行っている。
また、小型のフラットベッド機「UJF-6042MkⅡe」は、パッケージのモックアップを出力。また、同機で出力したグッズを多数展示している。
オーシャンテクノロジーはHanway の段ボール用IJP「HighJet2500D」を展示している。同機は800㎡/時の出力速度があり、少量から中量の段ボールプリントで力を発揮する。
展示機は、アースダンボールが成約済みで、今週納品するという。
担当者は「Hanwayのプリンタは高品質で安定した出力を特徴としており、すでに日本では30社以上が導入している」と話す。
キーエンスは、包装フィルム用UVレーザープリンタ「MG‐K」シリーズをメインに展示。レーザーでフィルムを化学変化させ発色するため、アルコールや粉塵などによる擦過に強く、消えない印字が特長。
すでに丸美屋や有楽製菓(ブラックサンダー)、カンロなどの製品で活用されている。
SCREENの「ProofJetF780MARKⅡ」は、本紙対応インクジェット校正システム。商業印刷・出版分野向けの「商業印刷プルーフモデル」と、紙器パッケージ分野向けの「紙器パッケージプルーフモデル」の2モデルをラインナップしている。
B1サイズまでのカラープルーフィングシステム「LabProof SE」であらかじめ印刷機と色合わせ作業を行うことで、印刷本紙への校正物が1枚から得られる。
「TRUE Press Jet 520」では、ニールピーターのフレキソ印刷機で刷った印刷物との比較を行っている。
フレキソ印刷機「COMEXI CI8」のEBインクを紹介している。
環境対応では、紙包装に関する展示があり「問い合わせが多い」という。
新星コーポレーションは、プルーフ用の大判デジタルプリンタを出品している。
「ダイレクトカラープルーフTYPE R」は、ローランド「VersaUV LEC 2-330」を使った校正用プリンタ。印刷用紙はもちろん、蒸着紙やホログラムにもプリントでき、少量の用紙校正が可能。カッティング機能があり、箱や軟包装などのパッケージの校正にも適している。
「同TYPE R」は武藤工業の「Value Jet 628MP」をベースにした校正用機。こちらも印刷本紙へのプリントに対応している。油性インクを使用しているため、膜厚が「TYPE R」よりも薄く、印刷に近い落ち着いた仕上がりになるという。
シンク・ラボラトリーは「FXIJ TYPE1000full autoSP」の印刷サンプルを展示。実製品では、味覚糖の「コグミ」などを陳列した。
日本HPは、印刷サンプルの出品のみで、段ボールやラベル、軟包装など、実際に商品化されたものを交えて陳列している。
コムネットは、セイレーザーのレーザー加工機「Label Master」をデモンストレーション。
レーザーによる抜き加工は抜型(刃型)がいらず、特殊な形のカットにも対応する。
抜きに加えて、フィルム断面の途中まで切れ込みを入れられるハーフカットも可能。デモでは軟包装への抜き加工を実演し、ハーフカットによるイージーオープンを実現した。
加工速度は最大60m/分。
ACSは、自社のカッティングプロッタ「ASX16 13F」や「AS20 13F」などを展示。
レザックは、ズンド社などフラットベッドのカッティングプロッタを複数台出品し、段ボールやパネルなどの加工を行っている。
日本製図器工業も「Kongsberg CEdge」をデモしたほか、ロボットによる「スマートファクトリーソリューション」も実演。ロボットのアームがボール紙や段ボールを積み上げて搬送していた。
「今、印刷・包装の現場は人手不足で、人員の確保が難しい。単純な仕事なら、機械に任せようというのが当社の提案」と話す。
すでに数台導入企業が数社あるという。
ダックエンジニアリングは、同社の検査装置をPR。
「Crossover HS」と「静止画像検査装置 BEAT Vision」はハイエンドモデル。音声での入力が可能で、インクの付いた手を使わず操作できる。また、検査装置が音声で欠点(印刷ミス)を指摘する機能もある。
このほか製袋を管理する「SOROERU H3」も展示している。
大手製紙会社や印刷会社は、環境面でのアピールが多かった。
王子グループは、「サステナブルビジネスのバリューチェーン」がテーマ。
木質素材由来の資材や、初公開の剥がせるユポインモールドラベル、紙製ブリスターパックなどを展示している。
デジタルプリンタでは、シングルパス段ボール用IJP「MULT ILG 1200」を展示。
同機は4色機で、最大印刷幅1,060mm、最大速度18m/分、最大解像度1,600dpi ✕1,600dpi、最大対応厚16mm。
大阪シーリング印刷は、シール・ラベル印刷会社が持つ製品のラインアップをブース全体を使い紹介した。
販促ツールでは、テープのようにロール状で任意の場所で切り離せる「レールPOP」や、現場で組み立てられる「紙製3DPOP」、ボトルなどの首にかける「ネックPOP」などを展示した。
シール・ラベルでは、「薄紙ラベル」が薄さにより容量を30%削減。通常品と比較し巻の小ささをアピールした。
また、これらをデザインから製造まで一貫して行えるワンストップサービスも紹介している。
このほか、紙器パッケージやフィルム製品、ラベリングマシンなどを展示した。
共同印刷は、紙化によるプラスチック使用料削減や紙ラミネート包材、プラスチックを使わない紙パッケージなどを紹介している。
凸版印刷も、紙化パッケージやモノマテリアルパッケージなど環境対応製品が中心。
また、「パッケージ✕DX」と題して、校正や製造、物流、売り場のDXを提案している。
レンゴーもサステナブルがテーマ。
「CO2の46%削減」や、製品では「植物分解性のセルロースセロファン」や「紙を使ったパッケージ」「バイオマス素材」などを展開している。
また、ショーケースでの段ボール陳列も紹介し、小売りでの手間を削減するという。
デジタル印刷では「デジパケ」を展開し、デジタル印刷によるパッケージ生産を提案した。
日本製紙はブース全体を紙で構成し、什器はもちろん構造物も段ボールボードを使っていた。
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