【2016年2月23日】国内最大の出版関連展示会として知られる「第23回 東京国際ブックフェア(TIBF2016)」の開催概要が決定。主催者である東京国際ブックフェア実行委員会とリードエグジビジョンジャパン(リード社)は2月22日、東京都港区新橋の第一ホテル東京で開催発表会を行い、変更点などを説明した。
同展は9月23日(金)から9月25日(日)まで、江東区有明の東京ビッグサイトで開催される。
従来、版権などの商取引の場としての機能をもっていたが、23回目の今回から「読者のためのブックフェア」へと大きく内容を変更し、出版業界から読者への「謝恩の場」に開催の趣旨を特化する。
このため、開催期間に土日を加えたうえ、開催日も従来の7月から9月に変更した。
出展社数も2015年の421社から今回は500社に、2020年には750社まで増加させることを計画。これにともない来場者も2015年の約3万7,000人から、2020年には約2倍の6万人まで増やすとしている。
開催期間中は各社の展示のほか、出版に関するセミナーや子供向けの体験イベント、サイン会、トークショーなどを開催。学校単位での見学ツアーも強化し、多くの児童・生徒に本に親しむ機会を提供する。
2月22日の開催発表会では主催者が次のようにあいさつした。
東京国際ブックフェア実行委員長 相賀昌宏氏(小学館社長)
われわれの共通の敵は、本から人が離れ、本を読まなくなること。この展示会をより本に親しむ一助に役立てたいと思う。
開催の趣旨は読者を増やす、というこの一点に傾注したいと考え日程に土日を入れた。次世代の子供たちに来てもらえる展示会にしよう。
ブックフェアの魅力はブースの魅力。来場や出展増えたということも大事だが、質も大事、それはブースを出すわれわれの責任。来場者には、何か心に残るものを持って帰ってほしいと思う。
出展社の皆さんにも一工夫していただき、来場者が本見て面白いなと思える、新しい知見を得られるブックフェアにしよう。皆さまにもご協力をお願いしたい。
第23回 東京国際ブックフェア
http://www.bookfair.jp/
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