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【開催中レポート】「サイン&ディスプレイショウ2021」 大判IJP最新機種はインクの多色化進む 明日11月6日まで


【2021年11月5日】「サイン&ディスプレイショウ2021」が11月4日、東京ビッグサイト 青海展示棟Aホールで開幕した。
開催は明日11月6日(土)まで。

「サイン&ディスプレイショウ」は、屋外看板を作成するための、プリンタやメディア(用紙)、後加工機、このほか資材に関する、製品や技術、サービスに関する展示会。
昨年は新型コロナウイルスのために中止となり、今回は2年ぶりの開催となった。
また、出店者数は約70社と前回の半分ほどまでに規模が縮小し、「寂しい展示会になってしまった」との声が出展者からも聞かれるなど、開催の方法や規模など、今後の調整が必要になりそうだ。


入り口から空いた部分が大きく広がる展示場

プリント&プロモーションでは、大判のインクジェットプリンタ(IJP)や後加工機を中心に各ブースの展示内容を速報レポートする。

 

展示会レポート

ミマキエンジニアリングは、同社のIJP多数をデモンストレーションしている。

国内初出展の「JFX600-2513」はフラットベッドタイプのUV硬化型プリンタ。ヘッド数を大幅に増やしており、最大出力速度が200㎡/hと「JFX500-2131」と比較して約300%向上している。インクはLcとLmを加えた6色対応で、よりグラフィックの再現性を高めた。また、メディアを吸着するバキュームは2分割で、操作性を向上している。

また、後加工機ではデジタルコーティングマシン「DCF-605PU」とUV硬化装置「UC-300」を展示。トップコートの消費量を抑えて、エアが混入にない均一な膜圧コーティングを実現する。

販売数を伸ばしている大判UV機は、「UCJV300-160」「UJV100-600」をラミネーター「LA-140WPlus」とともに実演。

このほか、グッズプリントで使用される「UJF-6042MkIIe」や昇華転写プリンタ「TS100-1600」、溶剤系の「JV100-160」などを実演している。

他社製品では、カッティングプロッタの「Kongsberg edge」でのボードのカットを行っている。

リコーのレジンIJP「Pro L5130e」は、ヘッドをスタガ配列し、一度に広い面積の出力が可能。標準モードで出力速度25m²/hと以前の機種に比べ、約2倍の出力速度を実現して
インク色は、近年の傾向で多色化が進み、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック(CMYK)に加え、オレンジとグリーンを搭載している。

展示機の「RICOH Pro L5130e」(250万円)が1,371mm幅のほか、1,625mm幅の「RICOH Pro L5160e」(280万円、いずれも税別)も用意している。
同ブースでは、ユーザーである佐川印刷の出力物を展示するコーナーを設けている。

エプソン販売も多数のIJPを出品している。
同社初のフラットベッドUV機「SC-V7000」は、国内初出展。昨年末発売後はコロナ禍で披露する機会がなかったという。
インクの多色化傾向が進む中で、同機は10色搭載。担当者は「特にレッドインクの搭載で、屋外広告で必要な赤色が鮮やかに出る」と話す。
最大出力サイズは2,500×1,250mm、最大出力速度は15.3m2/h。価格は930万円。

「SC-F3050」はガーメントプリンタの上位機種。ホワイトインク搭載で、濃色シャツでもA3サイズの場合、約52秒 でプリントできる。
また、専用設計による高い耐久性と簡単なメンテナンスを実現、生産設備としての稼働率向上をサポートするという。

このほか、テキスタイルプリントで注目される昇華転写IJPのフラグシップ「SC-F10050H」なども展示している。

セルカムは、「HP Latex700w」を展示。低温でのインク定着や、ホワイトインクによる透明素材や濃色素材へのプリントなどを解説し、人だかりができていた。
今回、日本HPは出展しておらず、セルカムとニップコーポレーションがHPのプリンタを展示している。

日本アグフア・ゲバルトは、同社の大判フラッドベッドIJPをパネル展示。こちらも佐川印刷の印刷物「Japanese Fishes Calender(日本の魚カレンダー2020年スペシャル版)」を展示。同作品は「FESPAアワード2020」で2冠を達成したもの。

ハイテッククリエイツの「MBH 9292ATC」は、木材用の切削装置。加工範囲はW920×D920×H150mmで、木材表面にさまざまな切削や穴あけ加工を施せる。販売先はサイン業さyがメインで、内装業者や部品梱包用の資材業者でも採用されている。

日本製図器工業は、「KongsbergC」で壁紙加工、「KongsbergX」でリボードの加工を実演している。

リンテックサインシステムは、エプソンのソルベント系IJP「SC-S80650」をデモ。また、レーベルの「フロアシートメディア」を床に貼って紹介している。

 


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