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「エプソンスクエア丸の内」 鷺森アグリ氏による展覧会を開催 プリントで失われた春・夏を表現 12月9日まで


【2020年11月17日】エプソン販売は11月17日から、ショ―ルーム「エプソンスクエア丸の内(東京都千代田区)」で、ファッションデザイナーでありアートディレクターでもある鷺森アグリ氏による展覧会を開催している。
開催は12月9日(水)まで。

同社では一般公開に先駆けて報道関係者向けの内覧会を11月16日(月)に行った。
内覧会では鷺森氏自身が展示物を解説した。

展示のテーマは「インクジェット技術で世界を変える」で、鷺森氏がファッションやインテリアなどへ、自身の世界観をさまざまなインクジェットプリントにより表現している。

展示は「ROOM 溶けた春」と「SHOP DUB」の2つにゾーニングし、それぞれのテーマに沿った展示を行っている。

「ROOM 溶けた春」では、昇華転写プリンタ「SC-F10050」で「テキスタイル(3600×1000㎜)」をはじめ、「ソファ」「ラグ」「クッション」などをプリント。
溶剤系「SC- S80650」で「フラワーベース」、昇華転写型「SC-F9450H」で「スタンドライト」、ガーメントプリンタ「SC-F3050」でコットンの「Tシャツ」などを出力し展示している。

「SHOP DUB」では、今年発売したフラットベッドUVプリンタ「SC-V7000」で「什器 PETシート(1900×1200×450㎜)をはじめ、「ソーシャルディスタンスアクリル板(630×750㎜)「展示什器 アクリル(450×450×450㎜)」「ミラー」「Bag」などを出力。
また「SC-F10050」では、「ワンピースサテンクレープ広幅ドライタッチフェイクリネン」、「SC-S80650」で「床 塩ビシート+ラミネート加工」などをプリントしている。
さらに壁部分はレジンプリンタの「SC-R5050」を使って表現している。

また同所の2階には、鷺森氏デザインがデザインした横幅 26 メートル、高さ 2.6 メートルのアートな巨大ウォールを設置している。


※直線の壁面をパノラマカメラで撮影

こちらは、レジンプリンタ「SC-R5050」で壁部分を、溶剤系「SC- S80650」でドアをプリントするといった試みで、異種プリンタを使い色差のない表現をPRする。
壁面は「春から冬」「朝から夕」へ時間の経過を、リアルな写真とカラフルなイラスト、背景の微妙な変化を組み合わせて、ストーリー性ある表現となっている。すべてが、ひとつながりのビジュアルであるため、データは16GBに達したという。

なお、同所ではデモンストレーションの依頼やテストプリントなどに応じており、オンラインのデモも受け付けている。

 

鷺森アグリ氏コメント

新型コロナウイルスの感染拡大により、私自身も自粛を迫られ、生活に圧迫感を感じた。
そのために見ることができなくなった今年の春の自然を「溶けた春」としてプリント技術で表現した。
これに対して「SHOP DUB」は夏を表現している。

夏がテーマで、店舗を表現している。人々を隔てて、違和感のあるアクリルパーテーションをデザインで柔らかなものに表現したり、同様のアクリルのカーテンをバーニッシュで仕上げたり、と異物を楽しめるように表現している。

カーテンで表現したのは、衛星写真で見た地上と、拡大写真で見た宝石、2つの異なるものが相似を持って見える部分に注目してほしい。

これまで私のような作家は、デジタルプリントの際に入稿するだけで、それ以降にアクセスできなかった。
この入稿以降を知ることで、細かなデザインのコントロールなどが可能となる。また、それぞれのプロと直接作るため、より高度な技術を活用できると感じた。

デジタルプリントで解決できる、感じられるさまざまな表現に触れていただきたい。

 


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