【2016年10月28日】非営利団体「デジタルステーショナリー コンソーシアム インク(dsc、デジタル文具協会)」が10月26日、米国・デラウェア州に設立され、参加企業・メンバーの募集も正式に開始した。
このdscの発足にあたり、「Connected Ink(コネクティド・インク)」を10月27日、東京都中央区のベルサール汐留で開催。ワコムの山田正彦社長兼CEOのデジタル文具のオピニオンリーダーがスピーチやパネルディスカッションを行った(別掲予定)。
同コンソーシアムは、ペンタブレットなどのデジタル機器で知られるワコムが提唱して設立したもので、デジタル文具の普及や市場の発展を推進する。
ワコムが販売しているペンタブレットや液晶タブレット、電子ペンなどはもちろん、関連するデジタル文具メーカーや関連技術を持つ企業はもちろん、ユーザーも参加が可能という。
ワコムではこれらの取り組みの中心となる「WILL(Wacom Ink Layer Language)」を提唱している。
このWILLは、デジタルインクデータの相互互換性を確保し、クラウド環境で共有し合うために 最適な技術。2014年からパートナー各社に SDK(ソフトウェア開発キット)を無償提供しており、このプラットフォームを使ったアプリケーションやハードの開発も進んでいる。
山田社長兼CEOは「Connected Ink(コネクティド・インク)」で
「デジタル文具の本格的な普及・発展のためには、オープンで実用的なデジタルインクのフォーマットが必要。ワコムはそのために、WILLを提供している。このコンソーシアムは、さまざまな人がかかわれるムーブメント。多くの人に一緒にデジタル文具を作っていってもらいたい」と呼びかけた。
「Connected Ink(コネクティド・インク)」の模様は別掲の予定。
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