【2025年3月31日】TOPPANは4月、「SDNECT」と「SmartLCA-CO2」の自動連携機能の提供を開始する。
同社は、2020年8月から「SDNECT」を提供し、食品や医薬品業界の調達業務を支援している。
2023年からは「SmartLCA-CO2」で容器包装のCO2排出量を算定してきた。
新機能は、「SDNECT」の調達データと「SmartLCA-CO2」のCO2排出量をリンクし、発注資材の排出量管理を可能にする。
これにより、Scope3の開示やカーボンフットプリントの算定作業が効率化される。
「SDNECT」は、発注書や納入指示を登録し、リアルタイムで情報を更新。「SmartLCA-CO2」とのAPI連携により、CO2排出量データを自動で取り込む。チャット機能で関係者間の情報共有も行える。
基本料金は、「SDNECT」が月額2万円から、「SmartLCA-CO2」が月額25万円。
開発の背景には、持続可能な社会の実現に向けた世界的な機運の高まりがあり、各国が容器包装(パッケージ)のサステナブル対応に取り組み始めている。
一方で、容器包装(パッケージ)のCO₂排出量の見える化は、容器包装(パッケージ)とLCAの専門知識を有した人が、受注情報、仕様情報、工場の生産情報などを都度収集し、表計算ソフトなどで積算するのが一般的で手間と工数がかかっていた。
このため、TOPPANは2023年10月から、パッケージを起点としたTOPPANグループのサステナブルブランドとして「SMARTS(スマーツ)」を立ち上げている。
同社は、2025年度までに関連事業で3億円の売上を目指す。
TOPPAN
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