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セイコーエプソン 長野に「TSC アジア」を開設 デジタル捺染ビジネスのグローバル展開を加速

【2019年6月15日】セイコーエプソンはこのほど、長野県諏訪郡の富士見事業所に「TSC アジア」を開設した。

「TSC アジア」は、デジタル捺染ビジネスのグローバル展開を加速することを目的に、デジタル捺染の前処理から印刷、後処理までの全工程の設備を備えたテキスタイル・ソリューションセンター。
2014 年にイタリアのコモ地域に設立したテキスタイル・ソリューションセンターと同じく、デジタル捺染の研究開発を行うとともに、国内を含むアジア地域のお客様に実際の設備を用いたサンプルワークなどを行い、デジタル捺染への取り組みを支援する役割を担う。

エプソンは、強みとするインクジェット技術を生かしてデジタル捺染にいち早く取り組み、現在グループ会社となっているイタリアの For.Tex S.r.l.(社長:Pietro Roncoroni、フォルテックス社)およびFratelli Robustelli S.r.l.(社長:Daniela Guerci、ロブステリ社)とともに、デジタル捺染技術の研究開発やインクジェットデジタル捺染機「Monna Lisa(モナリザ)」シリーズの生産を行ってきた。

今後は日本とイタリアの2拠点からグローバルに製品・サービスを提供する体制を確立するべく、生産・販売体制の強化を進めている。

広丘事業所(所在地:長野県塩尻市)では、2018 年に「MonnaLisa」の一部機種の生産を開始。2019 年度末には同製品を含む産業用大型印刷機の試作・量産工場となるイノベーションセンターB 棟の竣工・稼動を予定している。
また、2019 年度から各販売現地法人を通じて同製品を販売する体制を整え、お客様への提案・サポートを充実させている。

なお、TSC アジアは、アジア地域の活発な需要にお応えするため、イノベーションセンターB棟の竣工に先駆けて開設したもの。

TSC アジアの概要

名 称 TSC アジア
稼働時期 2019 年 6 月
延床面積 約 1,000 ㎡
投資金額 約3億円

 

富士見事業所の概要(2019 年 3 月 31 日時点)

所 在 地 〒399‐0293 長野県諏訪郡富士見町富士見 281
事業内容 半導体事業、センシング機器事業、研究開発、生産技術開発
土地面積 247,143 ㎡
操 業 年 1980 年

 

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