【2018年7月10日】モリサワはこのほど、世界中からオリジナルタイプフェイスを募集する「タイプデザインコンペティション 2019(Morisawa Type Design Competition 2019)」の開催概要を発表した。
「タイプデザインコンペティション」は、書体デザインのアワードで、前身となる「モリサワ賞 国際タイプフェイスコンテスト」(1984年)以来、30年以上にわたって書体デザイナーの発掘とデザインを発信する機会の創造に取り組んでいる。
前回(2016年)は過去最大となる49の国と地域から、和文・欧文部門あわせて700点を超える作品が寄せられた。
今回も、新たな表現力とチャレンジ精神に溢れた作品を世界各国から募り、グランプリにあたる「モリサワ賞」は、独創性や審美性を追究した作品に贈られる。
募集は「和文部門」と「欧文部門」があり、今回から刷新された審査員が選定を行う。
また、ウェブサイトに作品を公開して実施する「ファン投票」では、一般からの投票で入賞作品が決定する。
前回までは製品化する書体を募集していた「明石賞」は、新たに毎回異なるテーマに沿った書体を募集するカテゴリへと生まれ変わる。
今回はOpenTypeの規格で示された「バリアブルフォント」をテーマに据え、その新規性と先進性を評価する。
「タイプデザインコンペティション 2019」の応募期間は2018年11月1日から2019年1月31日。
結果発表は、審査会を経た2019年7月を予定している。
タイプデザインコンペティション 2019公式サイト
募集部門と賞については以下の通り。
モリサワ賞(和文部門・欧文部門)
入賞者には、表彰状とトロフィー、副賞として次のとおり賞金を授与。
和文部門:
金賞 100万円(1点)/銀賞 50万円(1点)/銅賞 30万円(1点)/佳作 5万円(3点)
欧文部門:
金賞 100万円(1点)/銀賞 50万円(1点)/銅賞 30万円(1点)/佳作 5万円(3点)
ファン投票
入賞者には、表彰状とトロフィー、記念品を授与。
和文部門:得票1位/得票2位(各1点)
欧文部門:得票1位/得票2位(各1点)
明石賞
今回の募集テーマは「バリアブルフォント」。
明石賞の審査は株式会社モリサワが担当する。
入賞者には、表彰状とトロフィー、副賞として次のとおり賞金を授与します。 入賞50万円(最大3点)
モリサワ賞審査員 和文部門:北川一成/鳥海修/西塚涼子/葊村正彰 欧文部門:イリヤ・ルーデラマン/インドラ・クッファーシュミット/サイラス・ハイスミス/ラウラ・ミセゲル 特別審査員:マシュー・カーター (五十音順)
作品受付
2018年11月1日~2019年1月31日(日本時間)
応募要項は公式サイトでダウンロード可能。
エントリーと作品ファイルの提出は公式サイトで受け付ける。
出品料は無料。
結果発表 2019年7月(予定)
タイプデザインコンペティション 2019公式サイト
http://competition.morisawa.co.jp/
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