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セイコーエプソン フィリピンにインクジェットプリンタ用の新工場 約1億4,300万 US ドルを投資

【2017年7月11日】セイコーエプソンはこのほど、フィリピンの製造子会社 EpsonPrecision (Philippines), Inc.(EPPI)に新工場を増設。インクジェットプリンタとプロジェクターの生産能力の強化を図る。

新工場は、2017 年度までに総額約1億4,300万 US ドルを投資し、2015年1月に着工し、このほど完成した。
新工場の最大の特長は、約3,000kWh の最大出力を持つメガソーラー発電設備を建物の屋根部分に設置した点で、環境に配慮した工場となっている。

エプソン フィリピン 新工場

エプソンは、主に中国、インドネシア、フィリピンにインクジェットプリンタおよびプロジェクターの生産拠点があるが「中長期的な事業戦略のもと、今後の生産拡大に向けた増産体制を整備する必要が生じている」としている。

インクジェットプリンタについては、注力している大容量インクタンク搭載プリンタが新興国市場を中心に急成長しているほか、高速ラインインクジェット複合機/プリンタなどのオフィス向けインクジェットプリンタも着実な伸びを示しており、今後も生産数量の大幅な増加を見込む。

EPPIは、このような生産数量の増加に対応し、従業員数も現在の約 14,400 人から、最終的には20,000 人の体制を想定している。

EPPI増設工場概要

投資金額 約 1 億 4,300 万 US ドル(2015 年度から 2017 年度まで)
生産品目 インクジェットプリンター
稼働時期 2017 年 7 月
建築面積 約 53,000m2
延床面積 約 108,000m2

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