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【年頭所感】日本アグフア・ゲバルト 代表取締役社長 松石浩行 速乾印刷はフレッシュプリントへと続く


【2017年1月1日】2017 年明けましておめでとうございます。
旧年中は、弊社グラフィックス製品への格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
日本アグフア・ゲバルトでは2012 年より現像レスプレート「アズーラ」と油性インキによる速乾印刷を推進してきました。
その後、パウダーレスインキや速乾用の印刷用紙など、諸資材メーカーの精力的な開発もあり、油性インキで実現できる速乾印刷の乾燥レベルは、いまやUV 印刷機と変わらぬほどとなりました。

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日本アグフア・ゲバルト 代表取締役社長 松石浩行

そして速乾印刷に取り組まれた印刷会社では工場内、さらには複数の拠点に設置されている各種印刷機が、速乾印刷を行うことですべて標準化されることにより、単に速く乾くだけでなく、CMS を容易に統一できることで、印刷品質も格段に上がりました。

しかも、あらゆる無駄が排除され、結果として生産性が飛躍的に向上すると言う様々なメリットを生み出しました。アズーラ速乾印刷に取り組むことで、多くのアズーラユーザー様が特別な設備投資をすることなく、印刷現場から新たな、しかも少なからぬ利益を産み出すことに成功しています。

印刷物の無駄を排除する「フレッシュプリントコンソーシアム」

このアズーラ速乾印刷技術に加え、アグフアは昨年8月、株式会社吉田印刷所(新潟市五泉市)の吉田社長と共に、印刷現場のムダを排除した上で、さらに次のステップとして「顧客(クライアント)の印刷物のムダの排除」に努めようという取り組みを始めました。こうして共同で立ち上げたのが「フレッシュプリントコンソーシアム」です。

我々印刷業界は今まで一時的な売り上げのために、「1枚でも多くの量の印刷物」を受注することに邁進し、そのために日夜奔走してきました。
しかし、それと同時に、生産した印刷物の10~20%が、結局は使われずに廃棄されていることを、顧客や印刷会社自身も、従来の印刷物の悪しき習慣として認識してきたのです。廃棄される最大の原因は、情報の陳腐化にあります。
そして廃棄される印刷物が、主として顧客側に無用なコスト負担がかかっていることが、顧客の印刷離れを引き起こし、インターネット等の電子媒体へ移行してしまう一因ともなって居るのです。

フレッシュプリントは従来の印刷物の無駄をなくし、顧客が必要な時に、本当に必要な量だけを印刷する仕組みです。速乾印刷によりムダが徹底的に排除された印刷現場では、今まで多大なコストと手間を要していた小ロット印刷を、高品質を維持しながら迅速かつ原価を最小限に抑えて実現できます。最新の情報を必要な時に必要な数だけ印刷する。これがフレッシュプリントの基本理念であり、これからの紙媒体の「あるべき姿」です。我々は、印刷業界人の務めとして、この「あるべき姿」をクライアントへ啓蒙すべきと考えます。

デジタルとオフの融合 顧客にムダを発生させない

ここ数年のワークフローやオフセット印刷機の進化は、デジタル印刷機の進歩に負けぬほど目覚ましくもあります。オフセット印刷機とデジタル印刷機は競合する物ではありません。どちらも紙媒体メディアなのです。

どちらかが生き残るかというような不毛な争いではなく、双方の長所を上手に有機的に使用し、情報が陳腐化しないような印刷物を顧客に対し提案すべきなのです。顧客にムダを発生させない「フレッシュプリント」の実現こそがこれからの印刷であり、顧客にペーパーメディアを愛し続けて頂く最善の道だと考えます。是非多くの印刷会社の皆様には、この「フレッシュプリント」の理念にご賛同頂き、「フレッシュプリントコンソーシアム」にご参加頂ければと思います。

本年も相変わらずのご愛顧の程お願い申し上げます。
皆様のご多幸とご繁栄をお祈り申し上げます。

 

日本アグフア・ゲバルト
http://www.apogee-users.jp/



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