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千代田グラビヤ SCREENグラフィックソリューションズの軟包装デジタル印刷機を導入 「Truepress PAC 830F」で本格生産を開始

【2026年7月8日】SCREENグラフィックソリューションズと千代田グラビヤは7月7日、軟包装印刷市場におけるデジタル化推進と環境負荷低減を目的とした協業を発表した。
両社は千代田グラビヤ・潮来第二工場に導入した水性デジタルインクジェット印刷機「Truepress PAC 830F」を活用した軟包装パッケージの本格的な生産を開始した。

「Truepress PAC 830F」は水性顔料インクを採用した軟包装向けデジタル印刷機で、版が不要なデジタル印刷方式によりジョブ切り替え時の洗浄・準備作業を大幅に削減できる。千代田グラビヤでは準備時間を従来比約70%削減し、小ロットから中ロットを中心とした軟包装パッケージの受注・生産体制を構築した。

このデジタル印刷を活用した取り組みに同社は「Eco Smaart」というブランド名をつけて推進していく。「Eco Smaart」は、同設備の活用により、多品種展開によるブランド価値向上、SKUの最適化と在庫削減、オペレーター負荷の軽減、水性インク採用と無版印刷による溶剤使用量低減など、多角的な価値を提供するもの。

7日に行われた記者発表では、実機を公開。千代田グラビヤの取引先であるカレルチャペックで実際に採用されている紅茶パッケージの印刷をデモンストレーションし、サンプルを披露した。

両社は今後、デジタル印刷と従来のグラビア印刷を組み合わせた最適な生産モデルを確立し、2030年のデジタル印刷比率約10%を目標として生産体制の構築を推進する。

コメント

千代田グラビヤ 佐藤裕芳社長
国内の少子高齢化が進む中、快適な職場環境をどう作っていくかが課題となっている。当社では従前からのグラビア印刷の取り組みに加え、デジタル印刷の可能性を模索してきた。こうした中でSCREENグラフィックソリューションズとパートナーとなり、今回の設備導入に至った。
お客様の多様なニーズに応えるとともに、環境にやさしいパッケージにチャレンジしていく。これを「エコスマート」というネーミングで展開していく方針だ。
完全水性のデジタルプリントは、グラビア印刷では負荷が大きい小ロット案件に強みを持つ。こうした特性を生し、作業負荷を軽減しつつ、お客様にも応えていきたい。
SCREENグラフィックソリューションズには多大なるご指導、ご支援をいただいた。引き続き課題を解決しながら前進していきたい。

SCREENグラフィックソリューションズ 桜井広美社長
当社は製版機器・印刷機器で培ってきた技術をもとに、2005年にデジタルプリンティングに参入。2013年にはラベル向け機器を発表し、その後、商業印刷向け印刷機などを展開してきた。「Truepress PAC 830F」は展示会でサンプルを発表するなど、軟包装分野へ参入する姿勢を示しながら開発を進めてきたものだ。
千代田グラビヤ様には、今回導入のご決断いただいたことを感謝したい。搬入は昨年から開始し、その後も何度も生産テストを重ねて品質を確認してきた。

SCREEN GPジャパン 岩本将基社長
当社は販売会社として、千代田グラビヤ様から軟包装分野についてさまざまなご教授をいただいてきた。今回の取り組みは、軟包装業界に新しい流れをもたらすものだと考えている。
「interpack2026」でお披露目を行い、10月には「東京PACK」でブランドオーナー各社に向けて、取り組みの実用性や導入効果を紹介していく予定だ。

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