【2026年1月9日】大日本印刷(DNP)とシミックヘルスケア・インスティテュートは、治験関連文書を統合的に管理するクラウドサービス「Clinical Trial Sync」を共同開発し、7月から提供を開始する。
治験文書の作成、授受、保管、管理をデジタルで一元化し、臨床試験現場の業務効率化とDX推進を図る。
治験文書は、電子化による作業効率の向上や紛失リスク低減の観点から、近年その重要性が高まっている。加えて、複数の医療機関で実施する治験を一つの治験審査委員会で審査するシングルIRBの導入が進み、文書管理の高度化と効率化が課題となっている。

こうした背景を受け、セキュアなデータ管理とシステム構築の実績を持つDNPと、SMOとして治験事務局支援や文書電磁化に豊富な経験を有するシミックヘルスケアが連携した。Clinical Trial Syncは、治験実施医療機関、治験依頼者、IRB間の文書業務を効率化し、シングルIRB運営を円滑にする。
同サービスは、IRB審査資料を一元的に管理できる点に加え、治験現場起点のワークフロー設計により、申請から承認、保管までの流れを標準化する。また、治験実施者に必要なトレーニング記録を試験単位や組織単位で管理でき、監査時の負担軽減にもつながる。セキュリティ面では、医療情報システムの安全管理ガイドラインに準拠し、多要素認証にも対応する。
両社は今後、他システムとの連携も視野に入れ、治験のスピードと品質を両立するプラットフォームの構築を進める。治験文書管理のDXを通じ、新薬開発を支える基盤整備を加速させる考えである。
シミックヘルスケア・インスティテュート
https://www.cmic-hci.com/
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