【2022年1月21日】トッパン・フォームズはこのほど、「自動発注システム」を開発。今回、同システムをイオンクレジットサービスが採用した。
システムの基礎となったトッパン・フォームズの「オータスカリPro」は、顧客の印刷物やオフィス用品などの在庫を、重量計測を利用して自動で管理・発注するシステム。発注から納品までの情報を一元管理でき、これまでも多くのユーザーを獲得してきた。
今回の納入では、スマートショッピングが展開する在庫管理IoTサービス「スマートマットクラウド」と「オータスカリPro」とのデータを連携し「自動発注システム」を実現した。
「スマートマットクラウド」は、重量を計測し、在庫・消費データを可視化するクラウドサービスで、さまざまな品目の在庫管理を対象に、1,100件超(2021年12月末時点)の導入実績がある。
イオンクレジットサービスは、2,979万名超 のクレジットカード会員を有する企業。これまで、カードごとに異なる印刷物を同封するため大量の部材を取引先ごとに管理する必要があり、必然的に納品依頼の対応も大量となっていた。
今回の導入により、管理部材の重量が基準値を下回ると発注情報が登録され、通知が届くようになった。このため、担当者の業務は、部材ごとに発注量を登録するだけとなる。これまで在庫管理や納品依頼、集計・棚卸しなどにかかっていた業務を年間900時間以上軽減した。
また、在庫状況もリアルタイムで把握できるため、省人化も実現でき、大幅な業務効率化につながったという。
オータスカリProは、管理資材の種類・拠点数に関わらず1社あたり7,500円の月額定額課金制。スマートマットクラウドはレンタルプランで初年度495,000円~(買い取りプランもあり)。
今後、トッパンフォームズは、製造業、物流業、流通業などを中心に「自動発注システム」を拡販し、機器やシステムを含め今後3年間で3億円の売り上げを目指す。
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