【2025年9月18日】ミマキエンジニアリングはこのほど、昇華転写用インクジェットプリンタ「TS200-1600(TS200)」を発表。
9月23日から英国・バーミンガムで開催される展示会「The Print Show」で世界初公開する。
昇華転写プリントはポリエステル生地やポリエステルコーティング素材に対応し、ファッションやスポーツウェア、オリジナルグッズなど幅広い分野で活用されている。一方、オペレーター不足や品質のばらつきが課題となっており、初心者でも安定した高品質を得られる機種が求められている。
「TS200」は、フラグシップ機に搭載する「330エンジン」の高精細プリントヘッドを採用し、均一で高濃度のカラーを実現した。
標準4色に加え、新色のバイオレットとオレンジをラインアップし、青紫や鮮やかなオレンジの表現力を拡大。さらに蛍光ピンクと蛍光イエローも用意し、スポーツウェアやフラッグ制作など高い視認性が求められる分野にも対応する。
操作面では、自動ドット調整機能「DAS」やインクセーブ機能を搭載。2クリックでインク消費量を削減できるほか、遠隔操作アプリ「MRA」、稼働状況を可視化するクラウドツール「PICT」にも対応し、業務効率を支援する。
また、不具合が生じたノズルを回避して生産を継続できる「NRS」により、ダウンタイムを抑制する。
同社では「TS200」を10月から発売し、年間1,000台の販売を目指す。
なお、初出展の「The Print Show」に続き、FESPA MEXICO(メキシコ)、オーダーグッズビジネスショー(東京)、PRINTING United Expo(米国)、サイン&ディスプレイショウ(東京)、ITMA ASIA(シンガポール)など、国内外の主要展示会で出展を予定している。
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