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キヤノン UV硬化型「Colorado 1650」を発売 1台でグロス ⁄ マット仕上げを可能にする「FLXfinish」を搭載

【2020年1月20日】キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(CPP)は1月から、64インチ対応UV硬化型大判プリンタ「Colorado(コロラド) 1650」を発売する。
同社では2018年4月、「Océ Colorado(コロラド)1640」を発売しており、同機はこの後継機となるもの。

新製品の「Colorado 1650」は、主にサイン&ディスプレイ市場を対象とした、約1.6m幅のロールtoロールプリンタ。1台でグロス ⁄ マット仕上げを可能にする「FLXfinish」を搭載している。

新開発の「FLXfinish」テクノロジーは、インクの硬化タイミングを制御することで、グロス調とマット調の2つのモードのプリントを1台で可能にした。
また、搭載の「UVgel(ユーブイジェル)」テクノロジーは、グロス調の最高速モードで毎時159㎡、高品質モードで毎時40㎡、マット調では最高速モードで毎時46㎡、クオリティーモードで毎時27㎡を実現している。

低温でのLED硬化により熱に弱いとされるフィルムや糊付き塩化ビニル、壁紙などへの出力に加え、従来のインクより柔軟性を185%向上。さらに多彩なメディアへの対応を実現した。
また、エコソルベントやラテックスプリンタに比べ最大40%インク使用量を削減した。
価格は980万円(税別)。

なお、キヤノングループは2020年よりオセのすべての製品をキヤノンブランドに統合し、商業印刷事業すべての分野でブランドを統一。キヤノングループ内での連携をさらに高め、商業印刷事業の成長に取り組む。

同社では「Colorado 1650」を、サイン&ディスプレイの屋内外向け広告印刷や、壁紙や床装飾など産業印刷向けに販売。また、拡大が予想される45インチ以上のロールtoロールプリンタの国内市場をターゲットに、大量出力の需要での高生産性を提案する。

 

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