電通デジタル　Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」を活用した企業向けマーケティング支援パッケージを提供開始

【2025年11月25日】電通デジタルが、Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」を活用した企業向けマーケティング支援パッケージ「Dentsu Digital Agentic Marketing Package」の提供を開始した。
同パッケージは、複雑化する顧客接点と蓄積データの増加により、施策立案が勘や経験に依存しがちな状況を改善する狙いがある。

企業のマーケティング活動では、SNS、アプリ、メール、Webなど接点が増え続けている一方、それらのデータを統合して活用する体制が整わず、成果につながる施策を正確に判断しにくい課題が指摘されてきた。
同パッケージは、Salesforceのデータ統合基盤「Salesforce Data 360」に蓄積される顧客情報と行動履歴を「Agentforce」が学習し、ターゲット層の抽出、CVに寄与するコンテンツの特定、離脱要因の分析などを自律的に行う点が特徴である。

これにより、担当者は目的に合致した施策候補を定量データから迅速に導き出すことが可能となり、立案工程の精度とスピード向上が期待される。また施策の実行段階では、「Einstein Studio」と「Segment」機能により、リアルタイムかつパーソナライズしたメッセージ配信を実施できる。

効果測定では、SalesforceのBIツール「Tableau」を用いて媒体別やシナリオ別の成果を可視化し、改善ポイントを特定する仕組みを整備した。
企画、検討、PoC、本番実装、改善までを一体で支援する構成とし、導入後も継続的に市場変化へ適応できるよう設計している。

電通デジタルは今後も、同パッケージを通じて企業のマーケティング活動における業務効率化とコミュニケーション品質の向上を促し、事業成長につなげる取り組みを進める。