【2023年11月9日】TOPPANエッジと日本精工(NSK)はこのほど、温度センサー搭載RFIDタグを活用した、産業機械設備向け保全管理システムを共同開発した。
同システムは、産業機械設備向け設備の点検や保守履歴の見える化や、保守履歴・温度推移確認が可能になるもの。
システム構成は「温度センサーを搭載したRFIDタグ」と、そのタグに対応した「RFIDリーダー」「取得したデータを管理分析可能なシステム」の3つとなる。
温度センサー搭載RFIDタグを対象となる軸受や直動製品などの近傍にこれらを設置。これにより、機械設備の稼働時や点検/保守の際にRFIDリーダーをかざすだけで複数のID情報と温度情報を一括で読み取り、効率的に管理できる。
近年、センサーを常設することで機械設備の状態を監視し、トラブルを未然に防ぐ予知保全のニーズが高まっている。一方で、生産現場では、機械設備のトラブルを未然に防ぐために人手による定期点検や予防保全に多くの人と時間を費やしている課題があった。
新システムは、これらの作業負担の軽減と安全性の向上を目指したもの。
今後、NSKとTOPPANエッジは、2024年度のパイロットユーザーによる実機検証の実施を目指す。
なお、同開発品は11月29日(水)~12月2日(土)に東京ビッグサイトで開催される「2023国際ロボット展」と、11月28日(火)~12月2日(土)に幕張メッセで開催される「IPF Japan 2023 国際プラスチックフェア」で参考出品される。
TOPPANエッジ
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