【2023年10月11日】TOPPANとトータルメディア開発研究所は、文化財や研究資料をメタバース上での授業形式と学芸員等との双方向コミュニケーションを通じて、学習ができる「スタジアムシアター」を開発した。
この「スタジアムシアター」は、先生役であるサイエンスコミュニケータが授業形式で説明を行う空間と、博物館や科学館等が保有する文化財や研究資料を、高精細映像や3Dアニメーションで忠実に再現。博物館等は本スタジアムシアターを活用して、イベントや学習会などの教育プログラムを行える。
コンテンツでは、半球型のドームに投影された360度の高精細映像や、3Dアニメーションによって、現実では体験することのできない自然現象や地球の過去/未来のイメージなどを高い臨場感で体験できる。
また、3Dアニメーションの再現コンテンツはアバターと同スケールで制作できるため、実際のサイズ感や規模感をリアルに感じられる。
3Dアニメーションは、分かりやすい角度や、普段見ることのできない位置からなど、あらゆる角度で対象物を観察できる。
双方向性では、プログラム実施中、サイエンスコミュニケータや参加者同士が自由にコミュニケーション可能。また、サイエンスコミュニケータのアバターの後ろを来場者のアバターが自動で追従できる「引率者自動追尾機能」や、特定の場所を明かりで照らす「スポットライト機能」があり、誘導を容易に行える。
なお、本スタジアムシアターはTOPPANが提供するバーチャルモールサービス「メタパ」のシステムを活用して製作・運用される。
今後、TOPPANとトータルメディアは、国内外の博物館・科学館・産業博物館・イベント企画会社などに向けて本スタジアムシアターを展開。2030年までに100館以上への採用を目指す。
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