【2022年12月28日】若潮酒造はこのほど、大崎町SDGs推進協議会と連携し、凸版印刷の環境配慮型パッケージ「EP-PAK・GL」を主要3商品に導入する。
これにより、従来の焼酎パックではできなかった紙資源としてのリサイクルが可能になる。
従来の焼酎パックは、牛乳パックとは異なり、内側にアルミフィルムが貼り合わされているため、リサイクルが難しく、焼却処理施設を持つ自治体では一般的に燃えるごみとして廃棄されてきた。
今回採用された凸版印刷の「EP-PAK・GL」は、GLフィルムという単一素材かつ高いバリア性を有したフィルムを活用。これにより、アルミフィルム蒸着と同様の性能を維持しつつ、従来はリサイクルができなかった焼酎パックが紙資源としてリサイクル可能になる。
若潮酒造は「さつま白若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮0.9Lパック」において、従来型パッケージから環境配慮型パッケージへ変更。
「さつま黒若潮0.9Lパック」は、先行して2022年10月出荷分から新パッケージに変更しており、「さつま白若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮1.8Lパック」も2023年1月出荷分から順次新パッケージへの変更を行っていく。
大崎町と志布志市は焼却施設を保有せず、長年ゴミの分別とリサイクルを行っている。
現在、大崎町のリサイクル率は83%に達し、第2回ジャパンSDGsアワードを受賞するなど全国的にも注目を集めている。
2021年に発足した大崎町SDGs推進協議会では、これまで実施されてきた住民によるゴミの分別だけではなく、その上流にあたる商品の製造者に対してゴミの低減やリサイクル率の向上を促す取組みを検討していた。
このような状況で、若潮酒造に対する環境配慮型パッケージの導入の提案があり、今回の環境配慮型パッケージの導入に至りった。
大崎町SDGs推進協議会
https://www.osakini.org/
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