【2021年7月8日】グラフィック・パッケージング・インターナショナルの板紙「AquaKote」がこのほど、米国ファイザー社製の新型コロナウイルス抗ワクチン輸送用包材として採用された。
同製品は、ビールの6⽸パックで実績のある強度・耐⽔性に優れた板紙「AquaKote」で作られており、少ない量を多くの会場に輸送し、安全に受け渡しすることが可能。また、必要な時に簡単に組み⽴てできるため、保管スペースを抑えられ、トレイへメモ書きすることもできる。
使⽤後は古紙として廃棄でき、環境にも配慮された製品。
板紙「AquaKote」は、100%バージンパルプで造られた強度・耐⽔性に優れた製品。パルプの原料は針葉樹のため、特に引裂き強度に優れている。 蛍光染料不使⽤で、⽶国FDA(アメリカ⾷品医薬品局)から⾷品に直接接触する紙としての認可も受けており、ヨーロッパの厳しい安全基準にも対応。⾷品、玩具等の梱包でも認可も得ている。
製品は、段ボールや板紙、包装のリーディングカンパニーであるレンゴーの協⼒により開発されたもの。
すでに今年7⽉時点で53の⾃治体で採⽤されている。
厚⽣労働省から各⾃治体に配られる保冷バッグに備えられたバイアルトレイは、繰り返し使うことを想定されているが、実際には数に限りがあり、接種会場の多い⾃治体ではバッグやトレイをそのまま置いて帰ると不足してしまうなどの課題があった。
また、温度管理がシビアなワクチンバイアルを裸のまま⼿渡しすることは管理上の問題があること、解凍後の保管期限が決められているため、解凍日を明示させたいといったニーズもあった。
グラフィック・パッケージング・インターナショナル
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