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凸版印刷 新デザイン表現技術「アート彩紋」を開発 微細製版技術とデザイン・クリエイティブを融合

【2020年12月18日】凸版印刷は、微細製版技術とデザイン・クリエイティブの融合により新しいデザイン表現技術「アート彩紋」を開発した。

同技術は金券や有価証券の偽造防止技術として培ってきた微細線やマイクロ文字の製版技術を応用したもので、奥行きや濃淡、動きを感じられる新たなデザイン表現を可能とした。

開発の背景には、凸版印刷保有の偽造防止技術があり、金券や有価証券などで活用されてきた、微細線やマイクロ文字を用いた紋様の製版や印刷が活用されている。

今回、紋様の表現力と作成の技術を、アート性を持つ様々な制作物にも活用できるよう、文字や数字、図形などの任意のアウトラインに沿って、形状や波の数、滑らかさなどを自由に表現、マイクロ文字なども入れることが可能な「アート彩紋」として刷新している。

この技術は、太さ0.1ミリメートル程度の細い直線・曲線からなる紋様表現や、文字高さ0.5ミリメートル程度のマイクロ文字や方形/矩形/鉤型/三角/円形などの微小な図形を集合させた表現が可能となり、新しい印刷表現を実現する。
価格は、アート彩紋の製版費用が1点5万円~(参考価格)。

なお、同技術はポーラ文化研究所「平成美容開花 平成から令和へ、美容の軌跡30年」およびSMBC信託銀行「PRESTIA Art Branch」で先行採用されている。

今後、凸版印刷ではこれらの技術を活用し、制作物に新たな表現の幅を広げ、関連受注を含め2025年度に約1億円の売り上げを目指す。

 

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