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年賀状サービスあれこれ 印刷から投函 無料やSNS対応 動画付きまで 各社のサービスをまとめてチェック

【2015年10月26日】10月29日(木)に迫った「年賀状」の発売。日本郵便のCMでもマツコデラックスさんが登場し、便利になった年賀状を軽妙にアピールしている。ここにきて出そろった年賀状の印刷、配達サービスについてまとめてみた。メールやSNSなど手軽に年始のあいさつができるサービスに押されがちのイメージがある年賀状だが、新たな試みでこれらのサービスに対抗し始めている。

まずは日本郵便(JP)だが、法人向け名刺管理サービスを行っているSansanと連携した。「早く言ってよ~!」のCMのあの会社だ。「B2B LoveLetter(商標出願中)」というシステムにより、名刺管理サービス「Sansan」で管理されている名刺のデジタルデータをそのまま年賀状やビジネスレターなどの宛名に印刷できるサービスを、10月29日から提供開始する。日本郵便と提携しているので、ユーザーは名刺をスキャンするだけで、配達までが約束される。

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クラウド名刺管理サービスのSansanは3,000社超が導入し、市場シェアは約8割を持つ法人向けソフト。年賀状を効果の高いダイレクトメールととらえることで、新たな活路を見いだせるか。法人向けサービスなので、個人や小規模企業には敷居が高い印象はある。

こちらも2社がタッグを組んで印刷から投函までを代行するのは、10月19日から提供を開始している「ラクスル年賀状 for 筆ぐるめ」。
このサービスはネット印刷通販大手のラクスルと、はがき作成ソフト「筆ぐるめ」のジャングルが行う。

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サービスはネット上でデザインし、筆ぐるめで入力作成したデータをアップロードすることで、印刷から投函までを行える。データの生成・アップロードには100枚30分以内、500枚3時間以内の時間がかかる。
料金ははがきと印刷代込みで1枚79円(税別)~。
<サービスサイト>http://fudegurume.jp/print/raksul/index.html
エモーショナルに訴えかけるのは、年賀状印刷サービス「Digipri年賀状 2016」を運営する、ビスタプリントジャパン。年賀状を題材にしたショートフィルム『恋する年賀状』を公開している。

このショートフィルムは、大学生の男女2人が織りなす「年賀状から始まる恋」をテーマに制作されており、お互い意識していながら、きっかけがつかめないでいる2人を1枚の年賀状が結びつける、そんな淡い恋のドラマとなっている。キャストには、広告などで幅広く活躍している米野 真織さんと、雑誌「ニコラ」でメンズモデルを務め、ミュージカル「テニスの王子様 青学VS山吹」で千石清純役に抜擢されている森田桐矢さんを起用している。

 

Digipri年賀状 2016は、ネット経由で年賀状のデザイン編集から印刷注文までをできるサービス。注文した年賀状は最短翌日に注文者に発送する。特長は1,000種類の豊富なデザインテンプレートと300種類のスタンプ。おしゃれな年賀状づくりには最適だ。しかし、投函までは対応していない模様。

使用無料のソフトもある。
ソースネクストの「みんなの筆王」は無料の年賀状作成サービス。ブラウザ版を提供しており、11月初旬には、iOS/Androidアプリの提供も開始する。
3年連続販売本数No.1の年賀状作成ソフト、「筆王」を無料で、場所や端末を選ばず、いつでも使える利便性は高い。

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ブラウザではCSVファイルやContactXMLファイルから住所データを取り込むことも可能。住所録に新しいあて先を追加するための専用URLを発行でき、住所不明の友人などにそのURLを知らせれば、直接、住所録に登録してもらえるという機能もある。
作成した年賀状をPDF形式でダウンロードして、自宅のプリンタで印刷も可能というから、かなり大胆なサービス内容だ。

「ネットプリント」サービスも展開しており、はがきの購入から印刷・投函までまとめて代行する。料金は通常仕上げ130円/枚、写真仕上げ150円/枚(はがき代込、税別)で、これを高いとみるか安いとみるか。

印刷のライバルともいえるSNS用にも対応しているWebアプリもある「年賀状プリント決定版」を運営するティービーは、「写真派年賀状」のサービスを開始。
アプリの操作は「写真をベースに、必要な素材をのせていく」トッピング方式。写真入りの年賀状が増えている昨今、これを支援する機能が多数付属している。完成したデザインはPDF化し、はがきへの印刷はもちろん、画像(PNG形式)として保存してSNSでの公開や、メールでの送信に対応する。

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写真派年賀状
http://nenga.templatebank.com/photo_html5/

自社プリンタのユーザーへの動画サービスを提供するのはキヤノンマーケティングジャパン。インクジェットプリンタ「PIXUS(ピクサス)」の年賀状プリントキャンペーンで「動くスマフォトプリント!年賀状 キャンペーン」を10月29日に開始する。

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動く年賀状の作成は、ユーザーが動画をスマホなどで撮影し、アプリ「Clip」でQRコードと連携させ、スマホアプリ「Canon PRINT Inkjet」からPIXUSで年賀状に印刷する。受け取った人はスマホをQRコードにかざすと撮影した動画が再生される。

「Clip年賀状」は通常有料だが、このキャンペーンでは1パターンまで、無料で作成できる。
Clip オフィシャルサイト:http://clip.cc/
あて名書きまですべてしてくれる年賀状サービス全盛の今。出す側にできるのは「一言添えること」くらいというのは、日本郵政のCMでマツコが郵便局員にアドバイスされているとおりだ。
その一言、家庭用も産業用もインクジェットプリンタが全盛で、はがきもインクジェット紙が中心。そこで、インクジェット用紙に適した「はがきペン」をコクヨ傘下の物販会社、ポスタルスクウェアが10月29日に全国の郵便局で発売する。
同ペンには細かな文字が書ける筆記線幅0.35mmのペン先と、速乾性が高く、にじみにくい水性顔料インクを採用している。価格は220円(税込み)。

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さまざまな年賀状サービスがあるが、ほぼすべての人がもらったら目を通すという意味では、最強の販促、ダイレクトメールとなりうる年賀状。会社の営業の一環や、自己ブランディングなど、今年は戦略的に使ってみてはいかがだろうか。

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