【2025年8月18日】モリサワは、「2025–2026年の新書体ラインナップ」を発表した。第1弾を2025年10月に、第2弾を2026年初頭にリリースする。
第1弾では、これまで「TypeBank PASSPORT」で提供してきた個性豊かなタイプバンクフォントが、同社のフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」で利用可能になる。さらに、写研書体のOpenType化プロジェクト「写研クラシックス」の新フォントを加え、合計85ファミリーを展開する。
新たに追加されるタイプバンクフォントは70ファミリー。かな書体と漢字を組み合わせた「TB明朝」や、ウエイトを拡充した「TBカリグラゴシック」、シネマ仮名を用いた「TBシネマ丸ゴシック」、毛筆の動きを生かした「フローレン」、軽やかなペン字風の「日立つれづれぐさ」など、幅広いデザインが加わる。
また、写研クラシックスとして15ファミリーを提供。極太の縦画と細い横画が特徴的な「大蘭明朝」、直線的なゴシックにシャドウを施した「イダシェ」、ファンテール体をベースにモダン要素を取り入れた「ファン蘭」、力強い書風の「田行書」などが含まれる。さらに、写植では未発表の完全新規書体「アキフリー」も登場する。
対象となるサービスは「Morisawa Fonts」のスタンダードプランや教育・公共団体向けプランなどで、Webフォントサービス「TypeSquare」や「MORISAWA PASSPORT for iPad」には提供されない。
同時に、タイプバンクフォント搭載を機に「TypeBank PASSPORT」は2027年12月末で提供を終了する。利用中の顧客には、新書体サポートプログラムを用意する。
詳細は新書体ティザーサイトで公開されており、9月17日からは新書体を使ったグラフィック作例も順次掲載される予定である。
Morisawa Fonts公式サイト
https://morisawafonts.com/
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