【2024年8月9日】サトーはこのほど、世界のラベル協会が主催する「世界ラベルコンテスト2023」において、レタープレス部門で「Best of the Best(ベストオブザベスト)賞」を受賞いたしました。世界トップとして評価されたのは、2018年の受賞より3回目となる。
サトーグループは、。バーコードやRFIDなどに代表される、自動で情報を認識・入出力するための技術(自動認識技術)を中心にラベル印刷なども行っている。2024年3月末時点、連結売上高1,434億円。
世界ラベルコンテストは、世界のラベル協会が主催する、ラベルの印刷技術を競い合う国際的コンペティション。2023年は、日本・欧州・北米・オーストラリア・ニュージーランド・中国・インドなど、世界のシールラベル印刷7団体が参加して行われた。同コンテストは今回で32回目で、コロナ禍の影響により、2019年以来3年ぶりの開催だった。
「Best of the Best」は、各印刷方式にラベル用途・技術要素を加えた22のカテゴリーの最優秀賞の中から印刷方式ごとに5部門で選ばれる世界一の認定。
受賞作品は、岩手県で1000年以上の歴史を有する「蘇民祭」のシーンを描いた日本酒ラベル。コロナ禍で休止していた蘇民祭の復活を表現するため、酒造メーカーによりデザインされた。
同社は、デザイナーがイメージした色を印刷で再現するため、シアンやマゼンタ、イエロー、ブラックの4色を組み合わせるプロセスカラー印刷で作成。雲や炎、肌色といったグラデーションを表現するため、網点のサイズを変える技術を駆使している。網点のサイズと色の組み合わせにより、色の濃淡と変化を効果的に表現した。
世界ラベルコンテスト講評
このダイナミックなラベルは、一年の初めに行われる日本のお祭り「蘇民祭」を描いている。松の木に火を焚き、その火の粉を浴びることで、前向きな未来が訪れることを願う!この行事は1000年以上続いている。印刷は4色刷り。再現の問題を避けるため、印圧には特に注意が払われた。トーンワークのグラデーションとともに、見当精度が特に優れている。
世界ラベルコンテスト
http://www.seal.gr.jp/ctst/w_2023/index.php
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