【2021年8月31日】日本プロモーショナル・マーケティング協会(JPM)はこのほど、同協会主催の「JPM プランニング・ソリューション・アワード2021」「JPM The Planner」の入賞者を発表した。
「JPM プランニング・ソリューション・アワード2021」は、「生活者を購買行動に向けて実際に動かした優れたプロモーション」を表彰するコンペ。今回の対象期間は、2020年1月~12月で、昨年を大きく上回る74作品の応募があった。
このうち全部門横断の上位3作品「ベスト3賞」を決定。その評価ポイントを公表している。
最も高く評価された本アワードの最高賞(グランプリ)にあたる「プロモーショナル・マーケティング大賞」は、「緑の伊右衛門」(広告主:サントリー食品インターナショナル、出品会社:博報堂、共同出品会社:ハッピーアワーズ博報堂、博報堂デザイン、IGNING)だった。
この作品は、ペットボトル緑茶の液色を茶色から本来の緑茶色へ変更を実現。
「“ラベルを剥がしたくなる”ボトルデザインやCM展開、ラベルレスボトルの発売などにより、徹底的に『緑』を体感させた。新たなブランド価値を提供し、『伊右衛門』の販売実績をV字回復させ、初めて市場トップを獲得させた成果」が高く評価された。
また、準グランプリにあたる「ベスト・プロモーショナル・プログラム賞」は、「休校・休園にともなう子どもたちのための無償サポートプログラム」(広告主:ベネッセコーポレーション、出品会社:読売広告社 )。
コロナ禍での子供たちや保護者に寄り添ったさまざまな無償支援活動を展開。これらの企業活動を確実に発信することで、コーポレートブランドの価値向上につなげた。
同じく、準グランプリに当たる「ベスト・プロモーショナル・クリエイティブ賞」は、「大好物醤油〜日本人の大好物を用いた新ブランド開発〜」(広告主:伝統デザイン工房、出品会社:博報堂)。
全国の小さな醤油メーカーからセレクトした伝統的な商品を、100mlサイズで販売する「職人醤油」は、それぞれの料理に最適な醤油を選び、既存の商品パッケージを「大好物のイラスト」でカバー。オンラインプロモーションにも対応した明快な訴求で新ブランド開発を行い、恒常的な展開を目指した。販売後1ヶ月でV字回復し、さらに展開が拡大している。
このほかの入賞作品などは以下の通り。
第19回JPM・PSA2021入賞作品一覧
「JPM The Planner」は、同協会が主催するプロモーション・プランニングのコンテスト「JPMプランニング・ソリューション・アワード」の入賞企画をプライズごとに点数化し、個人別の過去3年間の受賞履歴を累計ポイント化。今回はその上位12名を候補者として同アワードの審査員20名の合議によって決定された。
「JPM The Planner 2021」には、博報堂の河西智彦氏が選出された。
河西氏は過去3年間の「JPMプランニング・ソリューション・アワード」で受賞実績があり、これらの「人を行動させる統合キャンペーン」によってクライアントの売上増やV字回復を達成した一連の業務成果が審査員一同から高く評価された。
●2018年度 ブランディング・プロモーション企画部門 金賞
またいつか、別の星で会いましょう
〜北九州の遊園地スペースワールド閉園キャンペーン〜
(広告主:ジャパンパーク&リゾート)
●2019年度 プロモーショナル・マーケティング大賞
幸楽苑のV字回復を生んだ「経営と広告の統合プロモーション」
(広告主: 幸楽苑ホールディングス)
●2020年度 単体型プロモーション企画部門 金賞
焼きチョコベイクを買わない理由100円買い取りキャンペーン
(広告主:森永製菓)
●2020年度 統合型プロモーション企画部門 銀賞
日本一心の距離が遠いサファリパーク
(広告主:ジャパンパーク&リゾート)
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