【2025年9月12日】HPは、ラベル用デジタル印刷「HP Indigo 6K+ デジタル印刷機」を発表した。
同機は、ラベル印刷のデジタル生産の需要拡大に対応する新型機で、従来機「HP Indigo 6K」の実績を基盤に開発され、生産性や堅牢性、汎用性を強化している。
新たに搭載された「SmartControlSystem」とインテリジェント・オートメーション機能により、稼働率向上と効率化を図る。国内販売は11月からを予定している。
ラベル・パッケージ市場ではSKU(Stock Keeping Unit、在庫管理上の最小の管理単位)の細分化や短納期対応が求められており、同社は今回の新製品でこうしたニーズに対応する。
AI搭載ツールや自動化機能を備え、稼働の中断を減らしながら生産量を増加できるという。すでにベータ導入企業からは「生産稼働率が最大15%向上した」との評価が寄せられている。
同機は7つのインクステーションを搭載し、PANTONEカラーの最大97%を再現可能。特殊インクの幅広いラインアップにより、多様なラベルや軟包装、紙器などに対応する。
さらに、従来機に比べメディア関連のCO₂排出量を最大20%削減し、サステナビリティ目標の達成にも寄与するとしている。
HPは9月16日からバルセロナで開かれる「Labelexpo Europe 2025」に出展し、同機を含むデジタル印刷ソリューションを展示する予定。
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