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HP 「HP PageWide T700i Press」を発表 段ボールや紙器向けの1.7m機 2023年後半から設置を予定

【2022年10月4日】HPはこのほど、Corrugated Week 2022で、「HP PageWide T700i Press」を発表した。
同機は1.7m 幅のデジタル輪転プラットフォームで、美粧段ボールなどの合紙製品や段ボール、紙器などのアプリケーションにおいて、デジタル印刷による大量生産でコンバーターの生産性向上を支援する。

「HP PageWide T700i Press」は、2023年後半から設置を予定。構成はニーズに合わせて変更可能で、手動または連続巻き出し、プライミング、ニス加工、ロールとシートの両方の形式で納入するインラインオプションが含まれる。
一部の構成では、HPのシングルパスサーマルインクジェットテクノロジーにより最大300m/分 までの高速印刷に対応する。パッケージ印刷にリサイクル可能な水性インクを使用することで、コンバーターの循環経済の目標実現をサポートする。

同プラットフォームは、段ボールパッケージ製造のための工場の生産能力の向上と製造コストの削減をサポート。印刷所要時間を大幅に短縮し、在庫を最適化するための最小発注量を低減でき、アナログ印刷機をより大量のジョブに集中させられる。

サプライチェーンからのプレッシャーの高まりに直面しているコンバーターにとって、「HP PageWide T700i Press」は、経済性や生産の多様性を向上させ、より持続可能なパッケージングソリューションを可能にし、ビジネスを成長させる大きな機会となる。

実績のあるインクジェットテクノロジーは、HPの前世代のサーマルインクジェットを基に構築され、一貫性と再現性がある6色オフセット印刷品質による高精細な高速パッケージ印刷を実現する。

「HP PageWide T700i Press」は、Koenig & Bauerとの共同開発による2番目のシリーズ。
初号機は2015年に110インチの「HP PageWide T1100S Press」で、その後「HP PageWide T1170」「HP PageWide T1190」などを発売し、最新の「HP PageWide T1195i Press」とアップグレードしている。

 

コメント

HP PageWide Industrialのグローバル責任者兼ゼネラルマネージャー アネット・フリスコップ(Annette Friskopp)氏
HP PageWide T700i Pressの設計にあたっては、お客様や市場のニーズに耳を傾けました。これまで以上に、コンバーターはダイナミックな市場のトレンドと課題に対応するために柔軟性を必要としています。
デジタルパッケージングは、大量およびメインストリーム生産のパッケージングサプライチェーンを根本から変革し続けています。HP PageWide T700i Pressにより、お客様は製造コストの削減と納期短縮を実現し、より価値の高い印刷ジョブを追求できるようになります。

Koenig & Bauerの取締役であるChristoph Müller氏
Koenig & Bauer社は、世界有数の伝統的な印刷機器メーカーであり、印刷機の設計開発において200年以上の経験を持ち、お客様の品質に対する期待に応える革新的なソリューションを開発しています。
サーマルインクジェット技術の分野におけるHPのリーダーシップと革新性と、当社の補完的な技術力が再び結集してHP PageWide T700i Pressは開発され、パッケージングコンバーターにこれまでにない柔軟性と品質の一貫性を提供します。

 

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