【2024年3月29日】東洋製罐グループと住友不動産、UACJは4月から、「アルミ缶の水平リサイクル」の運用を開始する。
「アルミ缶の水平リサイクル」は、使用済みのアルミ缶を原料に再生し、再びアルミ缶製造に活用するもの。3社は、このサプライチェーンを構築し、2023年にテストを実施。これを経て、今回、住友不動産の保有する都内オフィスビルを起点として運用を開始する。
今回のサプライチェーンでは、住友不動産のオフィスビルから排出されるアルミ缶が、UACJの工場に再生原料として届き、アルミ板製品に加工される。アルミ板製品は、東洋製罐グループでアルミ缶や飲料用アルミカップ「Lumisus(ルミサス)」へと活用される。
また、今回の取り組みでは、住友不動産が運営するオフィスの桜まつりなどを皮切りに「ルミサス」を屋外飲料用カップとして導入・活用する予定。
アルミ新地金は、全量を輸入しており国際情勢の影響を受けやすい傾向にあり、水平リサイクルを実現することで、リサイクル地金への代替を推進。資源の国内循環や温室効果ガス排出量の削減に貢献するという。
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