【2021年2月5日】大日本印刷(DNP)はこのほど、フィルムレベルのバリア性がある紙製のパッケージ「DNPスーパーハイバリア紙包材」を開発した。
同製品は、バリア性を有しながらも、再生可能資源である紙を使用することでプラスチック使用量を削減する環境に配慮した製品。食品などの内容物を直接包装する一次包材としての使用も想定している。
「DNPスーパーハイバリア紙包材」のピロー袋(左)とチャック付きスタンド袋(右)
どうせいう品では、紙の重量比が50%を超えており、容器包装リサイクル法で「紙製容器包装」に分類され「紙マーク」を付与できる。
独自のコンバーティング技術により、紙でありながらフィルムパッケージと同等レベルの高いバリア性を実現しており、長期保存も可能。また、このバリア性により、食品などの内容物を直接包装する一次包材としても使用できる。
フィルムパッケージから切り替えることで、プラスチック使用量を削減。CO2排出量に換算すると、スナック菓子などで使うピロー袋で約20%、チャック袋で約35%のCO2削減を見込んでいる。
紙は、適切に管理された認証林およびその他管理原材料から作られた森林認証紙も使用可能。
また、水性インキや、バイオマスインキなど、環境に配慮したインキによる印刷にも対応している。
日用品や食品用など幅広い用途で使用でき、ピロー袋、スタンド袋などさまざまな形態を選択できる。
DNPは今後も、紙などの再生可能資源を使用するなど環境に配慮するとともに、使いやすさや機能なども兼ね備えた製品の開発を進めていくとしている。
「DNP環境配慮パッケージング GREEN PACKAGING」
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1190186_1567.html
「DNP生活向上パッケージング LIFE PACKAGING」
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1190187_1567.html
「DNP最適追求パッケージング FINE PACKAGING」
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1190188_1567.html
なお、2月24日(水)~26日(金)に、東京ビッグサイトで開催される予定の「TOKYO PACK 2021(2021東京国際包装展)」のDNPブースと、同時にDNPのWebサイトで開設する「TOKYO PACK 2021 DNPオンライン展示会」で、同製品・サービスを紹介する。
TOKYO PACK 2021の公式サイトはこちら
https://www.tokyo-pack.jp/
DNPオンライン展示会
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/event/10159019_1594.html
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