プリント&プロモーション―デジタルプリントの専門サイト――

日本包装技術協会と古紙再生促進センター 紙リサイクルの「動脈」と「静脈」の共創をテーマに共催セミナーを開催

【2026年6月3日】日本包装技術協会と古紙再生促進センターは5月26日、「紙リサイクルの未来、共に考えませんか?」をテーマとした共催セミナーを開催した。
包装設計側(動脈)と回収・再生側(静脈)が業界や立場を越えて意見交換を行う試みで、今後の定期的な対話につなげる第一歩として位置づけられた。

静脈側からは古紙再生促進センター専務理事の川上正智氏が登壇。紙・板紙需要構造の変化や古紙発生量の減少が進む一方で雑誌古紙の実質的な雑がみ化や可燃ごみに残る紙資源が中長期的な課題となっていることを説明した。
「面倒」「分かりにくい」という日常感覚が分別行動の障壁になっている現状も紹介し市民が「気づく」「試す」「参加する」循環参加モデルの重要性を訴えた。

動脈側からはパックエール代表取締役の内村元一氏が登壇。欧州のPPWR(包装・包装廃棄物規則)やPFAS規制を背景に環境対応が「推奨」から「市場参入の前提条件」へと変化していることを紹介。
「紙であればすべてリサイクルできるわけではない」と述べ、回収・選別・再資源化まで含めた「Design for Recycling(DfR)」の視点の重要性を強調した。

両団体は今後も対話と情報共有の機会を継続的に設け持続可能な紙リサイクルの在り方について実務的な議論を積み重ねていく方針。

日本包装技術協会
https://www.jpi.or.jp/

Copyright © 2026 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.