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凸版印刷 プラ使用ゼロのバリア紙「GL-X-P」を開発 水蒸気バリア性&耐屈曲性あり! 2022年春に本格販売

【2021年9月17日】凸版印刷はこのほど、高い水蒸気バリア性と優れた耐屈曲性を有し、幅広い内容物と包材形状に対応できるバリア紙「GL-X-P」を開発。9月下旬からサンプルを出荷し、2022年春には本格的な販売を開始する。

同製品は、紙素材とヒートシール性を有するコート層のみで構成されているため、包材のプラスチック使用量をゼロ化。高い水蒸気バリア性を有することで、湿度による内容物の変質を防止。優れた耐屈曲性を持つため、幅広い包材形状へ対応する。
これらにより、さまざまな粉末・固体製品(インスタントコーヒー、粉末スープ、チョコレートなどの食品、化粧品やトイレタリー製品など)のパッケージの素材となる。

従来包材からの置換えにより、鮮度保持にともなう消費期限の延長が実現できることでフードロス削減に貢献。「GL-X-P」自体がヒートシール性を有し、紙単体での構成を実現、従来のプラスチックを使用した積層構成の包材からの切替えにより、プラスチック使用量の削減を実現するとともにCO2排出量を最大で約35%削減する(同社試算)。

今後、凸版印刷は、本製品の開発をさらに推進し2022年に量産化。
また、新たな包材向けバリア紙の開発を継続しラインアップを強化し、同製品を含む包材向けバリア紙で、2025年に関連受注を含め約100億円の売上を目指す。

なお、同製品は9月27日(月)から9月29日(水)に米国・ラスベガスで開催される「Pack Expo Las Vegas」(会場: Las Vegas Convention Center, North Hall — N-9409)のToppan USA, Inc.ブースおよび9月28日(火)から9月30日(木)にドイツ・ニュルンベルクで開催される「Fachpack」(会場:NürnbergMesse, Hall:7 , Booth: 7-107)で展示される。

 

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