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自販機の多言語対応開始! QRコードも活用で15カ国語 訪日外国人2000万人時代にコカ・コーラが新戦略


【2015年12月17日】外国人が日本に来てビックリするのが、自動販売機の多さ。繁華な商店街では数十mおきに、比較的郊外の路上などにもぽつんとあることに驚くようだ。インバウンド市場が注目された今年、この自販機をもっと訪日外国人に使ってもらおうという動きが出始めている。

日本コカ・コーラと全国7社のボトリング会社などで構成されるコカ・コーラシステムは、12月14日から、自動販売機の多言語表示を全国で開始した。
今回の多言語表示では、POPとスマートフォンなどを通じて英語、繁体中国語、簡体中国語、韓国語をはじめとする、15言語に対応する。

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各商品ディスプレー下の説明POPには、商品名またはカテゴリーを「英語」「簡体中国語」「韓国語」で表示する。
2015年、日本政府観光局訪日外国人を国籍別にみると最も多いのが中国人で464万人、次に韓国358万人、台湾341万人の順で続き、英語圏や第2外国語が英語という国から訪れる人も訪日外国人の半数程度はいると思われるので、近隣諸国向けと英語の表示を充実させるのは当然だ。

表示では「コカ・コーラ」や「ファンタ」などのグローバルブランドについてはブランド名を、「ジョージア」や「綾鷹」などの日本発の製品については、コーヒーやお茶などの製品カテゴリーを表示し、さらに微糖や無糖などの製品特性も表示される。
自動販売機本体には購入方法や製品購入時に必要な貨幣を分かりやすく説明したイラストも掲出し、購買を誘導する。

さらに言語に対応するため、製品説明POPにQRコードを表示。スマホなどのリーダーアプリで読み取ると、製品名、原材料名、アレルギー特定原材料、栄養成分表示などの詳しい製品情報をその場で確認できる。
対応する言語は前述の3言語に加え、「簡体中国語」「韓国語」「フランス語」「タイ語」「ドイツ語」「アラビア語」など15言語で、細かいおもてなしも可能だ。

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同社では、東京オリンピックが開催される2020年までに全国で8万台導入するとしている。ただこれは、コカ・コーラシステム全体で約98万台ある自販機のうちの8%程度に過ぎない。おそらく、外国人観光客の多い都心部や観光地を中心に導入していくつもりだろう。

日本の誇る自販機文化、日本には飲料系の自販機だけで200万台以上が設置されているというが、これが外国人向けに新たな商品訴求やPR媒体となる可能性もある。QRコードなどは個人でも簡単に作成・出力可能なので、大手飲料メーカーだけでなく、個人所有の自販機などでも外国人向けの呼びかけが広がれば面白い。


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