【2020年2月19日】「オリジナル商品開発WEEK」が2月18日、千葉市の幕張メッセで開幕した。
開催は日2月21日(金)まで。
同イベントは、「第12回 国際OEM・PB開発展」「第2回 地域産品展」「第2回 パッケージ×デザイン展」など、商品開発や地産品開発、パッケージ開発の総合展。食品や雑貨のほか、化粧品・雑貨・家具・パッケージなど開発支援の商材が集められている。
レポート②では、印刷に加え、AIやIoTを使用したパッケージや販売促進に活用された製品について報告する。
【開催中レポート①】「オリジナル商品開発WEEK」 デザイン・包装だけじゃなく中身も作る⁉ SDGsも提案
AIやIoTを活用した展開で、パッケージ開発やその先の販売促進を進める動きが活発化している。
プラグの「パッケージデザイン評価 AI」は、パッケージデザインを見た消費者がどの程度それを好むか予測できるシステム。システムは同社がこれまで調査で蓄積した延べ410万人、4,100 商品以上の消費者調査の結果を元に構築されたもので、AI で「好意度」を数値化する。
システムの新機能では、消費者がパッケージのどこを見るかを表す「ヒートマップ」機能を搭載した。また、「おいしそう」「かわいい」「シンプル」などのキーワードを選択した際、どのパッケージが選ばれるかが分かる「イメージワード(好意度理由)」機能も搭載。さらに好きと嫌いが分かれるデザインの場合に、その「好意度のバラツキ」も予測できるようになった。
山口証券印刷は、特殊印刷を使ったセキュリティー製品や販促製品を展示している。
「真贋判定・トレーサビリティ」は、印刷の中に隠されたコードと読み取り用のペンを組み合わせたシステム。不可視のマークを印刷に盛り込むことで、デザインを損なうことなく、真贋の判定を行える。一見、セキュリティー対策が行われているようには見えないため、偽造パッケージが作られづらく、他のセキュリティープリントと組み合わせた展開も可能という。
また「マルチタッチカード」は、スマートフォンにかざすことで操作し、Web上の情報にアクセスできる。カード上のタッチする部分で異なる情報を表示できるなど、従来に比べ情報量を多くしている。
単純なプリントだけではもうユーザーの心は動かない、「その場でプリントする」「特殊な見せ方をする」「食べられる」という驚きを提供するものがウケている。
ダイヤミックは、「ホテル・民泊向けWi-Fiプリントシステム」を参考出品している。
このシステムは、利用者のスマートフォンなどとWi-Fiで接続し、スマホないの画像をその場でプリントできる。昇華転写プリンタを内蔵しており、写真店でプリントするようなプリントが可能。
デモンストレーションでは、QRコードを読み来場者のスマホからのプリントも行っている。
担当者は「日本人、外国人観光客関係なく簡単に利用できるようにした。今後、意見を聞きながら、製品化していきたい」と話す。
ステッチの「リバースマグ」は、貼り剥がし自在な大判プリンタ用シート。シート側には金属成分が含まれ、貼り付ける壁やボード側にマグネットを付与している。
ポスターやPOP、等身大グラフィックなどで活用されており、店舗装飾を盛り上げている。
ニューマインドは、人気の加飾インクによる食品へのプリントを実演。メッセージ性が強く、色合いの美しいプリント菓子を提案している。
テイクコーポレーションは、自社ブースを使ってさまざまなディスプレイを紹介している。
レンズプリントを使ったコーラのディスプレイは浮いたような3D調に見える。まだモニターと組み合わせたプリント看板は、ブース正面で来場へアピールしている。
このほか、ブースで展示されている立体物へのプリントが同社の得意分野という。
【開催中レポート①】「オリジナル商品開発WEEK」 デザイン・包装だけじゃなく中身も作る⁉ SDGsも提案
オリジナル商品開発WEEK
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