【2015年10月7日】「全国18リットル缶工業組合連合会」は11月7日(土)、兵庫県尼崎市で、連合会としては初めての工場見学会実施する。
みなさんは「18リットル缶」という名称を知っていただろうか、JIS規格でこれが正式名称に決まったそうだが、かつては「一斗缶」と「石油缶」と呼ばれたあの缶だ。こちらの方が、なじみ深いのではないだろうか。外国では「5ガロン缶」などと呼ばれているそうで、いずれも塗料や化学工業品、油脂、油糧、食料品、石油など幅広い分野の容器として使用されている。
共通するのはスチール製で内容物が18リットル入る缶ということ。ちなみに、5ガロンと18リットルを掛け合わせて、5月18日は「18リットル缶の日」となっている。
平成26年度の出荷量はなんと年間約1億5千万缶だった。
この缶には長い歴史で培われた5つの素晴らしい特長がある。
①まずは、隙間なく積み上げられること。これにより、倉庫や荷台の省スペース化、輸送コスト削減、作業効率向上などが図られている。なんとその頑丈さは10段以上の積み上げが可能なほど。
②サイズは人が手で運べる最大容量。運搬性と経済性を両立絶妙なサイズなのだ。
③材質がスチールで、衝撃に強く輸送中の破損事故を防止にもつながる。
④密封性や光遮断性も高く、食品から化学物質まで保護まで成分の変化を防ぐ。
⑤大量生産技術が確立されているため、安定品質と安価を実現している。
こんなに素晴らしい18リットル缶なのに、そのことや名称があまり知られていない。
そこで今回、冒頭の見学会を同連合会が企画したのだ。
連合会では「近年、各種製品の製造工程がテレビで紹介され話題になっているが、その中で包装容器はほとんど紹介されていない」と切ない思いを吐露しており、今回の見学会は18リットル缶の製法などについて、とっくり知ることができる気合の入ったものという。
参加の定員は、しっかり説明できる1組5人以内で、全部で4組20人を予定(応募者多数の場合は、抽選)。
参加申し込みは同連合会(FAX03-5640-4042)まで。締め切りは10月20日(火)。
当選者には、10月23日(金)ごろ電話で連絡される。
ビールや調味料など、随時工場見学を募集している業種もあるが、18リットル缶はめったに見れないレアもの。
あの缶の製造を見たいという工場見学マニアはすぐに応募してほしい。
見学会と応募に関する詳細は次の通り。
・日 時・・・2015年11月7日(土)13:00~15:00頃
・場 所・・・尼崎製缶株式会社 武庫川工場 現地集合
所在地:兵庫県尼崎市大島1丁目41-1
・募集人員・・・1組5人以内で4組20人(小学生以上、応募者多数の場合は抽選、同業者の参加不可)
・当選発表は、10月23日(金)頃に当選者に電話で連絡
・応募要領・・・代表者の住所・氏名・年齢・職業・連絡先電話番号・見学人数を当連合会宛にFAXで応募
・応募先・・・全国十八リットル缶工業組合連合会 ファックス番号 03-5640-4042
・応募締切・・・10月20日(火)
・当選発表・・・10月23日(金)頃に当選者に電話で連絡
・注意事項・・・
(1)現地までの交通費等は自己負担で、現地集合現地解散。
(2)工場見学に際しては、安全面で細心の注意を払うが、参加者各自でも主催者の指示に従い十分な安全確保をしていただくことが条件。
問い合わせは(☎03-3798-2172)まで。
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