【2017年5月23日】日本フォーム印刷工業連合会(フォーム工連)は5月22日、文京区のホテル椿山荘東京で「平成29年度通常総会並びに理事会・懇親会」を開催した。
フォーム工連は、帳票や複写伝票などを印刷する、ビジネスフォーム業界の印刷会社が集まる全国団体。
近年は、デジタル印刷機などを活用した可変情報やバーコード印刷、RFID(ICタグ)などの取り扱い、会社機能の一部外部委託を引き受けるビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の受注も活発に行っている会員が多い。
小谷達雄会長が議長となり、議事を進行した。
理事29名中23名出席、委任状6名で総会の成立を宣言し、議事の進行に移った。
「第1号議案 平成28年度事業報告並びに収支決算報告」ではビデオを交えて活動を報告した。
報告された内容は以下の通り。
・drupa2016視察報告会セミナー「フォーム業界から見たdrupa2016」
・「発明視点による市場創出セミナー」
・技術セミナー「知っておきたい!この知識」
・夏季講演会「武家作法 美と品格」
・2016年度「市場アンケート調査報告セミナー」
・新春講演会「娘が遺したものづくりの心」
・共催セミナー「広く世界を見て見よう」
このほか
「第2号議案 平成29年度事業計画案並びに収支予算案」
「第3号議案 一部役員補充選任」
などが上程されすべて賛成多数で承認された。
また、「平成29年度第2回理事会」では、以下の議案を審議した。
「第1号議案 常任理事 補充指名の件」では、常任理事に川口稔氏(ビーエフ&パッケージ)を選任。
「第2号議案 委員会委員委嘱の件」では、以下のように委員を委嘱した。
業務委員会 委員 大程浩二(水三島紙工)
資材委員会 委員長 川口稔(ビーエフ&パッケージ)
市場調査委員会 委員 米田広宣(トッパン・フォームズ)
環境委員会 副委員長 五十嵐秀昭(トッパン・フォームズ)
今年もあっという間に1年がたち、この総会が来た。
この「時がたつのが早い」というのは、毎年同じことをやっているからだという。
日々新しいことを行えば、時間がたつのが少し遅くなるそうだ。
フォーム工連も変えていかなければならない。
ということで、フォーム工連の総会と懇親会では毎回、会長が2回挨拶していたが、今年から懇親会では副会長に挨拶・乾杯をしていただくこととなった。
どんどん変えていこう。
来年の今頃、日々がたつのが少し遅かったと思えるか楽しみだ。
変化が速い世の中だが、我々が変化を作っていけるようにしよう。
世の中では、フォーム工連の戦いが始まっている。
今は我々が行っているのは、プロモーションと個人情報取扱業、そしてインフォーメーションビジネス。
DMの取り扱いによって、宣伝業者になった。やることはネットと紙、IoTが混在している。
昔の方が明快に他業種と差別化しながらやってきたが、今は違う。だから、逆に他の業界から踏み込まれることになりかねないという危機感をもっている。
仕事が広がっている世界というのは個人宛のものが主で、それを無事に届けられるのはフォーム業界しかない。
今後、皆さんの会社に大きな会社がM&A仕掛けてくることもある。
知恵をつけ、目標を作り、方向性を出して以降。フォーム工連では、情報提供はどんどんするので、これを消化して役立てていただきたい。
Copyright © 2024 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.