「第51回 JPM協会展 2022」開幕　「経済産業大臣賞」は花王「量り売り堂」　11月30日、都立産業貿易センター浜松町館

【2022年12月1日】「第51回 JPM協会展 2022」が昨日11月30日、都立産業貿易センター浜松町館で開幕した。12月2日（金）まで。
主催は日本プロモーショナル・マーケティング協会（JPM）。
入場料は3,000円（税込み）。

JPM協会展は、1971年の第1回開催から半世紀の歴史を持つプロモーションの総合展で、今回は次の4つのゾーンで構成している。
中心となるのは、「JPM POP クリエイティブ・アワード」は国内唯一かつ世界最大規模のPOP広告のコンテスト。直近の1年間に実店舗で展開されたPOP広告の実物作品を、広告対象製品の業界毎とPOP広告としての形態毎にカテゴライズのうえ展示する。
今年は約460点の作品を展示し、POP広告の展示会としては世界でも最大級。

経済産業大臣賞

「経済産業大臣賞」は、「大型キット」部門の「量り売り堂」（広告主：花王、出品会社：凸版印刷、制作者：花王(Pr)花王(AD)花王(D)トッパンデザインセンター(D)）だった。

同作品は、容器を「捨てない」新たな選択肢を提供すべく、希望量に応じて洗剤などを充填購入できる売り場。
日本古来からある”もったいない精神”を感じさせる和風モダンデザインを採用し、ネーミングも「量り売り堂」と親しみやすく、立ち寄りやすい演出を施している。
店頭の金属什器を骨組みに、木材や布、ダンボールとプラスチックを可能な限り減らした環境に優しい設計となっている。

審査員特別賞

審査員特別賞は、「化粧品・カウンター部門(販売・陳列機能)C」の「プリエクラUW900展示台」（広告主：スギ薬局、出品会社：美工、制作者：井上芙弥佳(AE)石丸慎士(AE)神前和美(CD)三好麻依D)稲垣隆夫(D)）

同作品は、スギ薬局様のプライベートブランドである、ジェンダーニュートラルスキンケア「プリエクラリ」のデビュ一展示台。
多様性時代に合わせた男女の性別に拘らないスキンケアプランドを演出するために、グレイッシュなカラーリングとビジュアルで今の空気感を表現し、マットとグロスの質感バランスで上質感を演出している。中央でロゴのUがシンプルながら印象的に光を放つ。

各部門の金賞

薬品・医療雑貨
「hoyaone 新発売エンドツール」（広告主：hoya、出品会社：凸版印刷）

トイレタリー部門
「らくらくスイッチ販促物(エンドサイド什器)」（広告主：花王グループカスタマーマーケティング、出品会社：TANAX）

化粧品・カウンター」部門(販売・陳列機能)A
「VENUSSPA パフュームスティックディスプレイ」（広告主：フィッツコーポレーション、出品会社：凡美社）

化粧品・カウンター」部門(販売・陳列機能)B
「マキアージュ リップティント販売台」（広告主：資生堂ジャパン、出品会社：大日本印刷）

「化粧品・カウンター」部門(販売・陳列機能)C
「MJラッシュジェリードロップEX大型上置き販売台」（広告主：資生堂ジャパン、出品会社：大日本印刷）

「化粧品・カウンター」部門(告知・演出機能)A
「イグニスイオ ギフト演出セット」（広告主：アルビオン、出品会社：共同印刷マーケティングソリューションズ）

「化粧品・カウンター」部門(告知・演出機能)B
「ブランドSHISEIDO 22AW150周年」(広告主：資生堂、出品会社：大日本印刷)

「化粧品・フロア」部門A
「U新商品フロア什器」（広告王：フローフシ、出品会社：レッグス）

「化粧品・フロア」部門B
「LUブランド什器」（広告主：フローフシ、出品会社：レッグス）

オーディオ・AV機器・通信・事務機器・カメラ
「INZONEプランドコーナー展示台」（広告主：ソニーマーケティング、出品会社：ソニー・ミュージックソリューションズ）

文具・ファッション小物・メガネ・時計
「花言葉販促什器」（広告主：三菱鉛筆、出品会社：大日本印刷）

家庭用品・生活家電/カウンター
「22ヘアーアイロン エンド展示キット」（広告主：パナソニック、出品会社：美工）

家庭用品・生活家電/フロア
「2021秋冬 ジアイーノエンド什器」（広告主：パナソニック、出品会社：美工）

食品
「復刻版パッケージ用クリアディスプレイ」（広告主：明治、出品会社：凸版印刷）

飲料
「シャンパン用コネクテッドシェルフ」（広告主：ペルノ・リカール・ジャパン、出品会社： TANAX）

たばこ
「gloサンプリング展示台」（広告主：ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン、出品会社：凸版印刷）

運輸・エネルギー・スポーツ・旅行
「eKクロスEV展示車装飾用 LEDパネル」（広告主：三菱自動車工業、出品会社：博報堂プロダクツ 博報堂）

出版・エンタテイメント・金融・その他の業種
「RED゜ TOKYO TOWER カウンターサイン」（広告主：東京。スポーツゲート、出品会社：凸版印刷）

ハンガーA
「リーゼ1DAYヘアモンスター エコ紙フックハンガー」（広告主：花王、出品会社：システムコミュニケーションズ）

ハンガーB
「ラボンホリック ハンガー」（広告主：ネイチャーラボ、出品会社：レッグス）

ショウカード・スティッカー
「カップ型POP」（広告主：ハーゲンダッツジャパン、出品会社：凸版印刷）

のれん・バナー・フラッグ・タペストリー・ウォール
「イグニスサンプルパネル(22春)」（広告主：アルビオン、出品会社：共同印刷マーケティングソリューションズ）

サイン
「ビアボール LEDネオンサイン」（広告主：サントリー、出品会社：凸版印刷）

小型キット
「hoyaone壁面展開ツール」（広告主：hoya、出品会社：凸版印刷）

大型キット
「アリナミン×進撃の巨人キャンペーンツール」（広告主：アリナミン製薬、出品会社：TANAX）

POP・パッケージ
「キュレル 出産祝いべビーギフトBOX」（広告主：花王、出品会社：凸版印刷）

スゴ技
「KATE ICON BOX」（広告主：花王、出品会社：凸版印刷）

グローバル
「Chivas XV Service props」（広告主：Pernod Ricard (China) Trading Co., Ltd.、出品会社：昆山多宾陈列展示股份有限公司）

第23回ヤングPOPクリエイティブアワード

「第23回ヤングPOPクリエイティブアワード」は、次世代を担う学生を対象とした公募展。
独創的な表現になっているか、協賛社から出された課題商品の価値を明快に伝えているか、売り場での購買を直接的に動機付けているか、という高い審査基準のもと、実祭の売り場で即戦力になり得るようなPOP広告の作品制作を通じて、プロモーション業界・POP広告業界で活躍するPOPクリエイターの人材発掘と育成を目指す。
2022年は協賛3社からの課題商品が題材となっている。

金賞は、パナソニックの商品がテーマの、作品題名「枠にハマるな球ランタン」（学校名：都立城南職業能力開発センター・大田校、恒川ルミ子氏）。

このほか「JPM プランニング・ソリューション・アワード」や「販促見本市」が行われている。