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【開催中レポート】「2018 CMF TOKYO – SENSE」 素材とデザインの展示会 明日11月3日まで


【2018年11月2日】日本で唯一のCMFデザインエキシビジョン「2018 CMF TOKYO – SENSE」が11月 1日、東京都港区南青山のLIGHTBOX STUDIO AOYAMA で開幕した。
主催はFEEL GOOD CREATION。
開催は明日11月3日(土)まで。

CMF2018

「CMF TOKYO – SENSE」は、「青フェス CMF DESIGN EXHIBITION」を改称した素材・技術展。
CMFとは、「Color(色)」「Material(素材)」「Finish(仕上げ)」の頭文字。さまざまな製品のサーフェイス(表面)構成する3 つの要素のことで、製品に機能や価格だけではない付加価値を与えられる。

CMF2018

展示会では主催者のFEEL GOOD CREATIONの協力のもと、製品のサンプルがデザインされており、マテリアルの新たな発想を喚起させる。
プリント&プロモーションでは、同展の速報をレポートする。

 

「2018 CMF TOKYO – SENSE」

IBUKIは「超微細切削金型加工」を、勇気形状のテクスチャープレートで表現している。
ドロップ型のプレートは、刃物での切削による金型加工により実現できるもので、
木目や水面など有機的な模様を樹脂上で表現している。
製品はソニーのAV機器やクルマの部品として採用実績がある。今後は化粧品のパッケージなどでの採用を目指す。

 

エヌシー産業の「多軸ドリリング加工」は、アクリルなどに衣装を施す多彩なドリル加工。
1台に多くのドリルを搭載しており、ドリルでありながら1分間に200穴という高速加工が可能という。ドリルは、コンピュータで制御されておりさまざま立体表現ができ、開けられる穴は、金型より微小なもの。

 

会津技研は独自の「カラーめっき」を紹介。同社はチタンやニッケルなどメッキが付きづらい難素材の加工を得意としている。カラーバリエーションが豊富で、そのコントロールにも優れており、膜が薄く美しいメッキが特長。今回は金属メッキの新たな可能性を求めた、師匠性の高いデザインをサンプル作成した。

 

東レ コンポジット事業第1部は「CFRP(CarbonFiberReinforcePlastics)」を出品。同社はカーボンファイバーの業界1位で世界シェアの5割を誇る。「CFRP」は一般的なカーボンの柄とされるクロス柄ではなく、和紙のようなテクスチャーやヘアラインを実現し、素材の持つツヤを表現している。

 

 

東レ ウルトラスエード事業部の「ウルトラスエードスエード調人工皮革」は、昨年に引き続いての出品。スエード調の人工皮革だが、滑らかな手触りと加工性の良さで、断ち切りやパンチング加工などさまざまな後加工に対応する。今回は加工性の良さについて、穴を開けることで表現している。

 

積水化学工業は「TALKING LIGHT」を展示している。「TALKING LIGHT」は画像や映像が浮かび上がるガラス。合わせガラスの中間部分にプロジェクターからの映像を映し出すため、どこから見ても鮮明な画像や映像を見られる。インテリアや建築素材、アート空間のほか、広告などでも活用できそうだ。

 

美光技研の「特殊スピン仕上げ」は、金属表面の特殊加工。光の動きにより、表面に付けられた模様が浮き上がって見え、独特の高級感を醸し出す。フローリングやタイルとの組み合わせなど、内装やディスプレイでの活用が見込まれる。

 

ART&TECHは「ソリダックス」をPR。同製品は天然木や金属 、布など異質な素材を貼り合わせて、一つのデザインパターンを作り出す。これまでにスマホケースや化粧品パッケージなどを作成しており、エンターテインメント性の高い表現を生み出している。

 

コニカミノルタは「有機EL」を出品した。「有機EL」は薄く、折り曲げに強い光源。現在は蒸着での加工だが、いずれはデジタルプリントによる加工を目指している。また、将来的には無線給電にも対応し、ディスプレイや陳列棚などでの活用が期待できる。

 

昭和飛行機工業の「フレキシブルハニカム」は、飛行機の部品として使用されているもので、一般的なハニカム構造の部材と異なり三次元形状で、曲面への追随性が高く、製品自体がユニークな表面特性を持つ。見た目が美しく加工性が高いことから、ブースではカーテンのような表現や、アクリルとの組み合わせでサンプルを作成している。
担当者は「飛行機の部材として多くの採用があるが、部材自体を装飾として楽しんでもらえれば」と話す。

 

共和レザーは「TPO複合材」を展示。今回は両面に加工がなされた「ダブルフェイスTPO」で、レザーの手触りを表裏に施した。従来は自動車や住宅などで使用されてきたが、新たな展開を求め、室内パーテーションなどでの活用を見込む。

 

住化アクリル販売は「テクノロイ」を出品。メタクリル樹脂の表面硬度とポリカーボネート樹脂の強度を兼ね備えた多層シートで、厚み50㎛~2㎜のラインアップを用意し、カラーバリエーションも取りそろえる。

 


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