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繊維系デジタルプリント 2017年生産量は18億㎡に、市場は4.9%増加 「Japan Digital Textile Conference2017」で発表


【2017年12月5日】「Japan Digital Textile Conference2017(ジャパン・デジタル・テキスタイル・コンファレンス2017)」が12月4日(月)、東京・新宿京王プラザホテルで開催された。
主催はWTiN、共催は大野インクジェットコンサルティング。

「デジタル・テキスタイル・コンファレンス」は、繊維やアパレル分野、またソフトサイネージなどで活用されているデジタルテキスタイルの最新動向を報告するセミナーイベント。
今回も「WTiN」のアナリストをはじめ、国内外のデジタル印刷機メーカーや専門家が登壇し報告した。
今回も約120人が参加した。

主催のWTiN (ワールド・テキスタイル・インフォメーション・ネットワーク)は、これまで多くのイベントを開催。雑誌「デジタルテキスタイル」の発行を行う海外メディアで調査統計も手掛けている。
また、共同主催の大野インクジェットコンサルティングの大野彰得代表は、長年プリント機器メーカーでインクジェット(IJ)機器の開発と販売に携わり、近年も世界各国で最新のIJ機器に関する情報収集と発表を行っている。

 

グローバル市場の概観

冒頭のセッションでは、WTiNのムトゥール・チャウーチ・オロズコ氏が「デジタルテキスタイルプリント――グローバル市場の概観」のタイトルで、市場の概要などについて話をした。

Japan Digital Textile2017

繊維産業全体の概要については大きな伸びが予測される。
2022年、中国の都市人口のうち77%が中産階級になる。また、インドは中国を人口で超える上、国民の50%が中産階級になるという。
彼らが服を買い始めることとなり、大きな成長が起こるだろう。
一方、今の繊維産業の利益率は、低く、細分化が進んでいるという大きな課題を抱えている。

デジタルプリントは現在、全体の4~5%程度、これが2019年には7%になると予測している。
これは大きな変化の契機となる事象であると思う。

トータルのインク消費では現在、昇華転写が多いが変化を見せるはずだ。
インク種類のシェアの変化については、技術革新が多く予測がつかないというのが実際のところだ。
アウトプットボリュームでは欧州が最も多く、アジアが僅差で続いている。

2017年の予測をまとめると4000の新規プロダクトがあり、生産量は18億㎡になる、またピグメントは5%アップ、ホームテキスタイルは12%の成長、マーケット全体では4.9%の増加となるだろう。

 

主催者あいさつ

大野彰得代表

Japan Digital Textile2017

昨年初めて行ったこのイベントだが、今年もその話とは異なる多くの新規情報を、皆さんに報告できると思う。
今日、参加いただいた皆さんは、デジタル機器のメーカーや、トラディショナルの機器メーカー、実際的テキスタイルでプリント行っている方など、まったく異なる業界の顔ぶれがそろった。
IJの勉強も必要だが、本当に大事なのはランチと交流会。ぜひ他の業界の方たちと交流していただき、IJの新しい流れを作ってほしい。

 

マーク・ジャービス マネージングディレクター

Japan Digital Textile2017

前回12月にも多くの最新情報が発表された。
今回も新しい発表があり、皆さんのお役に立てるだろう。

先程も紹介があったように、さまざまな企業の方がいらっしゃっていると理解している。
各業界の代表が集まったこのコンファレンスを楽しんでほしい。

我々はIJプリンティングが、これから数年で大きな変革を経験すると考えている。
テキスタイル業界は「デジタル化」というトレンドが立ち上がってくる。
キーワードは「インダストリー4.0」「IoT」などで、これについては今日も発表が行われる。
今後10年デジタル化がどう変わるか、ネットワーキングして最終的には皆さん一人ひとりとお話しできたらうれしい。

 


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