【2025年10月7日】SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)とSCREEN GP ジャパン(SCREEN GPJ)は10月6日、東京・門前仲町事業所内に「インクジェットイノベーションセンター東京(IIC東京)」を開設した。
IIC東京は、2011年にオープンした「ホワイトカンバス MON-NAKA」を全面リニューアルしたもの。SCREEN GAが開発・製造するデジタルインクジェット印刷機「Truepressシリーズ」の実機展示やデモンストレーションを行う。顧客・パートナー・社内外の知見が交差する「開かれた共創の場」として、情報発信拠点の機能を強化する。
IIC東京は、2024年に開設した「インクジェットイノベーションセンター京都」、北米の「インクジェットイノベーションセンター・USA」、欧州(オランダ)の「インクジェットイノベーションセンター・ヨーロッパ」に続く4拠点目。
同施設では、「自動化・省力化」「環境対応」「価値創造」をテーマに、最新ソリューションを体感できるように設計。新たにゾーニングし直され、企業の持続可能な経営への進化を支援していく。
「シール・ラベルゾーン」にはデジタルラベル印刷機の「True Press L350UV」を設置。製版に手を加えず、デジタルコンテンツファクトリーで自動面付けしたラベルを印刷していた。さらにサンワーコーケンのカッティングプロッター「CHERRY BLOSSOM」で抜き加工も実演していた。
「商業印刷・トランザクションゾーン」では、フラグシップモデルの「True Press Jet520 NX AD」で両面印刷をデモンストレーション。「True Press Jet560 HDX」は、インラインのカットとロボットアームによるスタックを行った。担当者によると「同機は用紙幅を広げたことでアプリケーション対応に幅が出た」という。
これらの機器はすべて「Trust Network Service」で稼働状況を確認可能という。
このほか「ワークフローコーナー」では、自動面付け、「コラボレーションゾーン」ではニールピーターやコメックスなど、同社が販売する海外他社製品を紹介する。
6日に行われた開所式では、同社の田中志佳社長が「大日本スクリーンとして創業し82年、SCREENは企業理念を見直した。そこで当社も「人と社会に彩を。」を理念として打ち出している。昨年はIIC京都をオープンし、今回はホワイトカンバスをIIC東京に改装した。オフセット印刷もデジタル印刷も、半導体事業に負けないよう発展させていく」と述べた。
また、書道家の安田舞さんの書道パフォーマンスの後、テープカットを行い開所した。
同社では開設を記念して、10月7日(火)から10日(金)までの4日間、「IIC東京オープニングウィーク」を開催。商業印刷やトランザクション印刷の自動化・省力化を実現するインライン接続デモのほか、パッケージ印刷の多彩なサンプル展示、パートナー企業との協業ソリューション紹介などが行われる。
SCREENグループは、世界各地の拠点を通じてデジタル印刷分野の事例・ビジネスモデル・トレンドを発信し、印刷の未来を共創していく方針だ。
来場には事前予約が必要で、申し込みは以下から
https://fm.screen-gpj.co.jp/IIC-TOKYO
SCREENグラフィックソリューションズ
https://www.screen.co.jp/ga/
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