ローランドDG　タイの新工場稼働開始　デンタル製品の増産体制を構築

【2023年5月24日】ローランド ディー.ジー.の製造子会社Roland Digital Group (Thailand) Ltd.（タイ・サムットサコーン県）は4月3日、所有するタイ工場の敷地内の新工場の稼働を開始。
また、これを記念して5月19日に関係者を招き記念式典を開催した。

タイ工場は、2012年8月の竣工後、10月1日に量産を開始。2013年1月にグランドオープンした同社初の海外工場。生産量の拡大に合わせ、2014年9月、2022年1月に増床し、更には今回の新工場を完成・稼働開始し増産体制を構築してきた。
昨年は創業10周年を迎え、生産効率や価格競争力を向上するため、2021年に日本国内の工場から量産機能を集約した。

今回稼働を開始した新工場では、今後の需要の高まりが見込まれるデンタル製品とデジタルファブリケーション製品の生産を担う。
また、現在本社でおこなっているサービスパーツなどの管理・出荷業務は12月開始を目標に移管を進めていく。

コメント

ローランド　ディー．ジー． 田部耕平社長

当社グループは、2021年からの3ヵ年の中期経営計画にて、筋肉質な企業体質への変革と事業ポートフォリオの転換を基本戦略として取り組んできております。
筋肉質な企業体質への変革では、構造改革の大きな柱として量産機能のタイへの集約を掲げ、2021年にはデンタル製品を、2022年にはプリンターの生産移管を完了し、この構造改革をやり遂げることができました。
また、受注が急拡大している中で新製品を立て続けに上市し、新工場のオープニングを迎えられたことを嬉しく思います。量産機能の集約が完了し、世界中のお客様に、「Made in Thailand」「Made in DGT※」の製品をお届けできることを誇りに思っています。
これからもローランド ディー.ジー.グループは、タイの成長とともに、更に大きく飛躍できるよう努力してまいります。
※DGT：当社タイ工場の略称

Roland Digital Group (Thailand) Ltd.江間祐暁社長

我々はグループ唯一の量産工場となります。自覚と責任を持ち「皆様に選ばれる会社になる」そんな経営を目指していきたいと思っております。
そのために、常に高いレベルでQCDを管理・実現出来るよう社員一丸となって生産活動を行います。