【2018年3月29日】小森コーポレーション(KOMORI)はこのほど、断裁システムApressia CTXシリーズの1号機として「Apressia CTX 115」を、京都府の大黒印刷に納入した。
「Apressia CTX」は、断裁幅1,150mm菊全ワイドサイズの CTX115 のほか、断裁幅 1,320mm の「CTX132」など幅広いサイズをラインアップしている。
大黒印刷は、KOMORIのB縦半裁両面オフセット輪転機「SYSTEM 35S」2台、B縦四裁両面オフセット輪転機 SYSTEM 18S を運用。
これにより、大ロットの折り込みチラシやカタログといった印刷物への対応を強みとしている印。
同社では、オフセット輪転機で大量に生産した印刷物をタイムリーに仕上げるため、断裁時間の短縮が課題だった。
KOMORI の断裁システム「Apressia CTX 115」は、断裁時に発生する切りくずをテーブルから自動的に取り除き、コンベアなどを使用して収集する「AWR(自動切りくず除去機能)」を搭載できる。
大黒印刷ではこの AWR に加え、静電気の影響で断裁刃に付着する切りくずをエアで吹き飛ばす「エアパージ」オプションを使用。断裁工程の自動化・省力化と安全性向上を図っている。
Apressia CTX115 の AWR およびエアパージを使用してから、断裁にかかる時間が以前の半分になりました。
これまではオペレーターが静電気で断裁刃に付いていた断裁片を次の断裁の前に取り除く必要があり、手間がかかるだけではなく危険を感じていました。安全かつ自動化で生産性も2倍に向上した Apressia CTX115 には大変満足しています。
大黒印刷様に「Apressia CTX115」をご導入いただき、また導入直後から高いご評価をいただいており、大変うれしく思います。
「Apressia CTX」シリーズは、断裁機本体の機能はもちろん、KP-Connect(KP-コネクト)を軸に CIP3/CIP4 のデータの受け渡しを行うことで、生産工程管理だけでなく断裁工程全体を自動化し、お客様の生産効率を劇的に向上させる可能性を秘めた魅力ある商品です。
印刷業界の労働力不足が切実な課題になってきている中、KOMORI はポストプレス製品を PESP(プリントエンジニアリングサービスプロバイダー)事業の大きな柱としてより一層拡充し、お客様に最適なトータルソリューションを提案していきます。
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