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【この人に聞きたい!】「美尻グッズ」で販路拡大!? 「わ・る・な・らハイサワー♪」の博水社 原口彩也香さん

【2017年12月20日】お酒の割り材「ハイサワー」を販売する博水社。
「わ・る・な・らハイサワー♪」のCMが特に関東ではおなじみだ。

その博水社でもう一つ有名なのが「美尻(ビシリ)グッズ」。
毎年発売される「美尻カレンダー」をはじめ、トランプやグラスなど、お尻をモチーフにしたグッズを多く出している。
ともすると、今のこのご時世、セクハラともとられかねないこのグッズたち、なんと制作しているのは博水社の全社員19人のうち、女性社員6人による「美尻グッズ部」。
「美尻グッズ」は単純にセクシーでユニークな商品としてだけでなく、同社のプロモーションにも役立っているという。
その「美尻グッズ部」の一員で、広報担当の原口彩也香さんに話を聞いた。

 

きっかけはあの番組

――美尻グッズを始めた経緯は
2009年9月に当社で「タモリ倶楽部」のロケを行いまして、その時の番組のテーマは「タモリさんが目黒の会社を応援しよう」というものでした。
タモリさんや井筒和幸監督、真鍋かおりさんが当社の倉庫に来て、ハイサワーのいろいろな飲み方を試してそれを広めようという企画を行いました。

博水社 美尻グッズ

泡盛やウイスキーなどいろいろなお酒とハイサワーを割って試し、最後は飲み過ぎて、タモリさんも井筒監督もふらふらになるほどでした。
しかし、どれもおいしいので、そのレシピを「タモリ倶楽部」のオープニングをイメージしたお尻のポスターで居酒屋さんに紹介したのが「美尻グッズ」誕生のきっかけです。

ハイサワーは炭酸がたくさん入っていて、ピチピチしているので、美尻グッズは健康的な「お尻」をテーマにしています。

――そのポスターがきっかけなのですね
美尻ポスターが登場したことで、話題を呼び「いつの間にか誰かが、剥がして持って帰っちゃう」「店内が華やかに明るくなった」という話をもらうようになりました。

博水社 美尻グッズ

――「ビジリ」と濁らないんですね
そうなんです。最初から社長が「ビシリ」と呼んでいまして、その方がかっこいい気がして、わが社では「ビシリ」、ときにはおしゃれに「Bshiri」です(笑)。

――ヌードではないにしろ最近ではお尻というのは、抵抗感があったりしませんでしたか
もちろん、お尻なので「エッチな感じにならないように」というのは考えました。

ポスターは制作を当初、男性デザイナーにお願いしたのですが、“のぞき見的な”感じのお尻になってしまったのでそれにはNGを出して、作り直しました。

「お酒を飲む席は元気で、面白く、健康的なお尻を!」のようなイメージで、デザインも自分たちでした結果、元気なお尻のポスターとなりました。
そこから、先ほどお話ししたように、評判が評判を呼び「そんなに美尻が人気ならカレンダーにしちゃおう」と。時に炭火ですすけた居酒屋さんの壁がパーンと明るくなりました。

選考は女子6人

――カレンダーの選考方法は?どこから見つけてくるのですか
当社の「美尻グッズ部」女性の6人が選んでいます。

後ろ姿やお尻の美しい女性の写真選びからスタートします。カレンダーが10月発売なのですが、年が明けたらすぐに選考を開始するくらい時間をかけて選んでいます。毎年、20万枚以上見るので、その中から選ぶのは真剣そのものですね。

博水社 美尻グッズ

炭酸の強いハイサワーのイメージですから、「パンと張った元気な美尻」が基準で、さらに私達美尻グッズ部は、お尻に「添えられた手や指、ネイル」「まるい」「張り方」「大きい」といった点に注目しています。

――毎年新しいお尻を見るのですか?前年落ちたお尻が再度候補に上がってきたりは
基本、前の年に落ちたものが候補に上がってくることはありませんね。
6人の部員の意見は、毎年選考を重ねる中で、ほぼ一致してきまして、選ばれるお尻は断トツ人気になるケースの方がほとんどで、先行漏れのお尻が復活することはありません。

――カレンダーはどのくらいの部数を刷り、テーマはどのようなものでしたか
2017年版は8000~9000部ほど刷りました。
テーマは「ボン、キュ、ボン 平成目線のNEO」で、懐かしいバブルの感じがありながらも、平成の今っぽさが出たデザインとなりました。

なお、2018年度版のお尻選びのテーマは、当社の創業90周年にちなんで、「キュッ(9)と引き締まった丸(0)い美尻」に設定しました。

――グッズはどのくらい作っていますか。また、どのようなものがありましたか
毎年、3、4種類グッズを作っています。「美尻グッズ部」では常にいくつかの計画を同時進行しており、その柱がカレンダーという感じで企画を進めています。

作成したグッズは20種類ほど、「ロゴグラス」や「マグネット」「眼鏡ふき」「ランチョンマット」「トランプ」などがあります。

グッズには定着したファンがいて下さり、毎回楽しみに買っていただいています。

どれもだいたい数千個程度を作成しており、トランプなどは早めに在庫がなくなるほどの人気でした。
一般のお客様のほか、飲食店さんがお客様にハイサワーを提供する用のグラスとしても販売しています。居酒屋さんで美尻グラスが宣伝部隊にもなっているということです。

――新規キャンペーンのプロモーションになっているということですね
当社の「ハイサワー」は関東や東北ですと飲み屋さんに商品が置いてあり、特に関東は「わ・る・な・らハイサワー♪」のCMでもよく知られているのですが、西日本はちょっと弱いんですよね。

これには理由がありまして、関東や東北は焼酎でも味のない「甲類」が中心に飲まれていて、お酒を「割り材で割る」文化があります。

それに比べて、西日本では芋や麦などの風味がある「乙類」が飲まれることが多く、割らずにストレートやロックで飲む。割るとしてもお水やお湯を使うことが多いんです。このため、これまで西日本では飲食店にハイサワーの取り扱いが多くありませんでした。今は、麦焼酎や米焼酎もハイサワーレモンなどで割る文化が広がりつつあります。

 

 広がり続ける!美尻ワールド

――グッズ以外での展開は
販売用のカレンダーなどとは別に居酒屋さんを元気な美尻で盛り上げようとスタートした「美尻企画」です。このため、居酒屋さん専用ポスターや非売品美尻マドラーなど、「美尻」が縁の下の力もちとして、飲食店様への恩返しができたらと思っています。

また、スーパーなどでは販売していない美尻ラベルのハイサワーを居酒屋用に出しています。お客さまがこの「美尻ハイサワー」を楽しみ、お店も喜んでくれればうれしいですね。

――このほかプロモーションで行っている施策はありますか
「ハイサワー特区」というのを本社周辺で仕掛けています。どこでハイサワーを飲めるのというマップ作りや、年に何回かのキャンペーンを行っています。

今年は最後に割り材「ハイサワーレモン」をハイサワー特区のお店のお客さまにプレゼントする企画を12月8日からスタートします。

――今後の「美尻グッズ部」の展開は?
毎回、お客様に楽しんでいただきたいと思い、さまざまなことを考えながら作成していますが、「ずいぶん新しく変わったな~」「今回のお尻もいいね~」と言っていただけるように工夫していきたいと思っています。
博水社では、楽しいお酒のシーンを演出できるようなグッズを目指して試みを進めていきますので、どうか今後もご期待ください。

なお、2018年度版のお尻選びのテーマは、当社の創業90周年にちなんで、「キュッ(9)と引き締まった丸(0)い美尻」に設定しました。

 

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