【2017年6月26日】印刷で最も重要な要素の一つプリプレスに関して、さまざまな製品やサービスで支援を行うCGS。
同社が提供している「ORIS FlexPack//Webシステム」は、グラビア印刷や紙器印刷で大きな効果を発揮するシステム。これについて、前編ではCGSジャパンの長井基範社長に解説いただいた。
さらに後編では導入ターゲットや今後についてお話しいただく。
「おすすめプロダクト これいいね!」 第1回前編 CGS「ORIS FlexPack//Webシステム」 できます!本物そっくりの包装サンプル
導入先に関しては、やはり印刷会社が中心で、ブランドオーナーや、エージェンシー、デザイン会社にも紹介しています。
ブランドオーナーの新製品のデザインは、外に持ち出せない極秘の内容が多いので、こういったシステムは非常に有効ではないでしょうか。
今のところは「これを持っている印刷会社を紹介してよ」と言われることが多いですが(笑)。でも、必要とされていることは確かです。
意識としては当然、ブランドオーナーなどの上流でも導入いただけると、非常にプリプレスがスムーズになると思います。
まずは、シュリンクフィルムなどは、ラベルや容器コンバーターにすぐにお使いいただけると思います。転写フィルムは紙器や製缶などのコンバーターでの活用を見込みます。
まだまだ、ターゲットは他にもあると思いますので、お客様の声を聞きながら、さらに紹介していければいいかと思っています。
導入の課題としては、印刷業界の慣習でプルーフやモックは無料提供という課題があります。サービスを拡充しても、そこにお金が落ちてこないというのはなかなか厳しいものがあります。
海外などでは、当然プルーフやモックはサービスではないので、この辺りは何とかならないかな、とは思っております。
日本人はパソコン上でのデザイン確認より、実際に刷ったものを見たいという欲求が海外より強いという事実があります。
「ORIS Flex Pack//Webシステム」を使ったモックアップ作成
当社でも「ORIS Flex Pack//Webシステム」に加えて、「iC3D」という製品をラインアップしています。これらは、つくられたパッケージ用アートワークが、ボトルやペットボトルに貼られたラベルやシュリンクフィルムなどで実際にどのように見えるかをデジタル上で可視化する3Dビジュアライズソフトです。マーケティングや商品画像をモックアップ作成前に作成するという意味では非常に便利なソフトですが、こちらよりも実物を見たいという欲求の方が、日本のユーザーは高いと感じます。
今後の展開としては、さまざまな印刷会社、紙器加工メーカー、ブランドオーナー、デザイナーの方たちなどとつながりを持って行きたいと思っています。
その、一つとして6月28日(水)から、東京ビッグサイトで開催される「第2回 ドリンク ジャパン」で、このシステムを紹介します。
同時開催が「第30回 インターフェックス ジャパン」なので、医薬・医療関連の方たちにも製品を紹介できればと思っています。
第2回 ドリンク ジャパン
http://www.drinkjapan.jp/
「おすすめプロダクト これいいね!」 第1回前編 CGS「ORIS FlexPack//Webシステム」 できます!本物そっくりの包装サンプル
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