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日本フォーム印刷工業連合会 「2026年夏季 特別講演会・懇親会」開催 サイバー犯罪対策センター業務執行理事が講演

【2026年8月21日】日本フォーム印刷工業連合会と関東フォーム印刷工業会は8月20日、ホテル椿山荘 東京(東京都文京区)で「2026年夏季 特別講演会・懇親会」を開催した。

第1部の講演会は午後4時から午後5時30分まで。日本サイバー犯罪対策センター(JC3)業務執行理事の櫻澤健一氏が「情報化社会におけるサイバー空間の脅威と情勢」と題して講演した。

講師の櫻澤氏は静岡県出身、東京工業大学工学部卒。1988年に警察庁入庁後、富山県警察本部長、内閣情報調査室審議官、警察庁総括審議官などを経て、2022年8月に警備局長で退官。2023年1月から現職を務め、2024年4月からは静岡大学情報学部客員教授も兼務している。

講演では、サイバー犯罪が企業から資金・データ・信用の3つを奪う経営リスクであることを強調。ランサムウエアやサプライチェーンを狙った攻撃が近年増加している実態を、印刷関連事業者の被害事例なども交えて紹介した。
犯罪認知件数自体は減少傾向にある一方、非対面のインターネット詐欺による被害額は急増しており、フィッシングサイトを使ったなりすまし送金や、企業を狙ったビジネスメール詐欺の手口についても解説した。
ランサムウエア攻撃の多くはVPNなど社外接続機器の脆弱性を突いたもので、パッチ未適用のまま放置されるケースが被害を広げていると指摘。事案発生時に経営者自身が公表や警察への相談などの判断を主体的に行う重要性を訴えた。会場では、インシデント対応を疑似体験できるカードゲーム教材も配布された。

第2部の懇親会は同所で午後6時から行われた。関東フォーム印刷工業会の松本康宏会長は、講演内容に触れながら「サイバー犯罪に対しては、準備や対策、実践をしていって初めて被害を限りなく小さくできる」とあいさつ。あわせて、9月に予定する関東工業会主催のボウリング大会が定員120人に対し139人の応募があったことを報告した。

来賓として、日本フォーム印刷工業連合会会長の小林智也氏があいさつし、業界団体として情報連携を深めながらサイバーセキュリティ対策に取り組む重要性を語った。

乾杯の発声は、日本印刷産業連合会専務理事の高島淳一氏が務め、「情報セキュリティは印刷業界にとって避けて通れない経営課題であり、社会から強く期待される責務でもある」と述べた。

日本フォーム印刷工業連合会
https://www.jfpi.or.jp/

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