【2016年4月27日】ミヤコシはドイツで開催される「drupa2016」へ、最新のラベル用オフセット間欠印刷機「MLP-H」、最新型のフルカラー連帳インクジェット印刷機「MJP20AX」、液体トナー式枚葉デジタルプレス「MDP4000」などを出品。以前とは異なる傾向のラインアップしている。
今回は「drupa2016」を含めた今後の展開などを、同社の宮腰亨社長に語っていただいた。
今後の展開について
考えているのは「生活産業向け資材」に関するものということです。特に「テキスタイル」や「パッケージ」「ラベル」「建材」など衣・食・住に関わる分野に関しては力を入れていきたいと考えています。
生活産業向け資材は印刷物がそのまま生活の中で使われるもので、パッケージやラベルなど商品に必要不可欠なもの。洋服や帽子、バッグなどテキスタイル系の商品もそれにあたります。
オフセット印刷機の展開と販売について
「drupa」ではラベル用オフセット間欠印刷機「MLP-H」をメインの一つとして展示します。
欧州ではオフセット印刷機が爆発的に導入されているわけではありませんが、ワインラベルなどでコンスタントに需要があります。昨年、販売会社を現地の代理店と合弁で設立しました。この販売会社によってヨーロッパ全域をカバーし、これまで以上に販売を進めていきます。
テキスタイル分野のデジタルプリンタの拡大
これはdrupaでの出展品目ではありませんが、テキスタイルには力を入れていきます。
国内では実績があったのですが、海外のテキスタイル業界での認知度が低く、これを払拭する為に昨年この業界向けの海外での展示会に初めて出展をしました。
テキスタイル用のデジタル印刷機は、今のところ他の印刷機に比べ景気動向に左右されていません。まだアナログが多いテキスタイル分野で、間違いなくインクジェット化が進んでいくと思います。資材ではインクもそろってきていますからね。
昨年、初出展したテキスタイル関連の国際展示会「ITMA2015」(イタリア)でも成果があり、確かな手ごたえを感じています。
他社への技術供給も
他社との協業は以前から行ってきたことで、今後も続けていき、業界全体に良い影響を与えていければと思っています。
新聞印刷の取り組みやビジネスフォームも、今後、デジタルが中心になるでしょう。各業界向けの印刷機に先駆者がおられるので、そこに当社の培った技術が活用されるように頑張っていきたいと考えています。
どうぞ、「drupa2016」ではミヤコシブース(Hall 09-A22)にお越しください。
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